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もしも引っ越し先で嫌がらせにあったら・・・。そんな心配を、誰でも一度は持ったことがあるのではないでしょうか。この映画はそんな些細な日常トラブルがもとになっています。
ある日、母親のいない黒人一家の隣に越してきたのは白人と黒人の新婚夫婦。幸せそうに仲むつまじく暮らす二人ですが、すぐに不可解な嫌がらせが始まります。しかも隣家の父親はあからさまに態度が悪く、彼の仕業であることは明らか。被害が深刻化するにつれて状況は悪化の一途をたどり、夫婦の我慢も限界に達してしまいます。そんな時、夫婦の住む家に強盗が侵入し、事態は一気に進展。果たして、彼らの関係は一体どう結末づけられるのでしょうか。どうして、彼は隣人にことごとく嫌がらせを続けたのでしょうか。
一見どこでもありそうな隣人トラブルなだけに、観ている側も、アクション映画を観るのとはまた違った意味でひやひやします。家庭用ビデオカメラで撮ったような粗い映像や、途中意味ありげに何度も登場する山火事などが恐怖心を一層あおり、最後の最後まで油断できません。身近に起こりえそうだからこそ怖い、だからこそ興味深い、サスペンス映画となっています。
主演のサミュエル・L・ジャクソンの気迫に満ちた顔の演技もさることながら、ウィル・スミスがプロデューサーの1人として関わっているのも注目したいところ。たかが映画といっても、映画のような出来事が実際に起こりえる物騒な今の世の中、いつ自分も似た状況に巻きこまれるか分かりません。自分ならこうする、と対策を練りつつ映画の中の登場人物を入念に人間観察してみてください。きっと人間の複雑な心理が垣間見えるはずです。(み)
写真©Sony Pictures Releasing
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