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"宗教(religious)" と "ばかげた(ridiculous)" を組み合わせたタイトルが、まさにこの映画の主題。政治評論家のビル・マーが世界中を巡り、専門家や政治家から元同性愛者、キリスト教グッズの販売員まで、さまざまな人を訪れ、異なる視点から「神とは何か」「宗教とは何か」を問います。デリケートな内容にも関わらず、ビル・マー独特の冗舌な語り口で相手の笑いを誘い、リラックスさせて話を聞き出す手腕は見もの。相手を痛快に皮肉りつつ痛烈に批判する様子は、見ていて気持ちが良いほどです。
9・11を機に "テロリズム" という言葉が人々の意識に広まりましたが、同時に浮上したのが宗教への疑問ではないでしょうか。現代は政治や核戦争など宗教と結びつく社会問題も多く、この映画が宗教という概念に一石を投じるかもしれません。ただ、本作で触れられているのはキリスト教が中心なので、個人的にはもう少しイスラム教も取り上げてほしかったと思いました。
ビル・マー自身は反宗教の立場ですが、彼の母親は敬虔なカトリック教徒。母親へのインタビューはエンド・ロールの後まで続くので、ぜひ最後まで席を立たずに観てください。公開は10月3日から。(み)
写真©Lionsgate
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