
充実のデザート類が魅力
キャピトル・ヒル
ブロード・ウェイの表通りを外れ、Olive Way のゆったりとした坂道を下るとBelmont
Avenue との交差点に位置するB&O Espresso。両通りの頭文字がその名前の由来である。店内に入るとすぐ目に付くのは、レジ横にある大きなデザート用ショーケース。色とりどりのデザートが並べられ他店では見られないセレクションの豊富さに驚くはずだ。というのも、現在はカフェ・レストランとして営業するB&Oは、1976年の開業当初はペイストリー・ショップとしてスタートしており、デザート類の充実にその歴史の長さを感じさせられる。天気の良い日は、屋外席でゆったりとくつろぐのがおすすめ。ドリンクとお気に入りのデザートを前に、楽しい会話が弾むこと間違いなしだ。
「このカフェではみんな私をマドって呼ぶわ」と明るい笑顔で自己紹介をしてくれたマデレイン・カスさんは、1990年に母国イスラエルから渡米し、現在まで通算12年にわたり同店でバリスタをしているそうだ。多くのカフェが競合するシアトルにおいて人気バリスタであり続ける秘訣などを聞いてみた。

良いバリスタであるために必要なことはなんでしょうか。
たとえどんなに忙しくても決して悪いコーヒーを出さないこと。いつも良いコーヒーを出していれば必ずお客さんはそのカフェに戻ってきてくれます。でも、どんなに質の良いコーヒーを出したとしても、長時間客を待たせては意味がありません。この時間と質の管理の両立こそが、良いバリスタになる鍵でしょう。私はその両方ができるバリスタだという自信があります。
カフェとしてのB&Oの魅力とは?他のカフェと比べた時のB&Oの特色は何でしょうか?
すべてです!B&Oにはすべてがそろっています。よくカフェに求めるものとして、「居心地の良さ」、「おいしいコーヒー」などさまざまな要素が挙げられますが、B&Oにはその全部がそろっています。
マドさんは以前弁護していたとのことですが、弁護士と現在のバリスタという仕事の両者にマドさんからみて、何か共通する特徴はありますか?
マド:特にその2つに共通するものはありませんが、一般的にいってどんな職業にもいえるのは、「すべてはカスタマー・サービス」ということです。
B&O以外で、シアトルのお勧めのカフェを教えてもらえますか?
ありません!B&Oが私にとって唯一のそして最高のカフェだからです。

B&Oで味わえるドリンクの特色について聞いてみると、「B&Oは新鮮なキャラメルを一から作っているため、味の違いが出ます」とのこと。そのB&O自家製のキャラメルをカフェ・ラテに入れたマドさんお勧めのドリンク
"Caramello" ($3)をいただいてみた。決め手は、トッピングされている自家製ホイップクリーム。単に甘いだけでない深みのある風味をかもし出し、なかなか他では味わえない一品です。また、アメリカーノなどシンプルなドリンクをお好みの方には、ペイストリーに力を入れているB&Oならではのおいしいデザートとの組み合わせがお勧め。マドさんのお気に入りは
"Devils Food Cake" ($6.50)や "Lemmon Chiffon" ($6.25)、
"Sour Cream Apple Pie" ($5.75)とのことだ。
特に印象に残ったのは、マドさんの仕事に対する徹底したプロ意識と客の身になって考える姿勢。「お客さんの見ていないところでもサービスの質を落とすことは許されない」と語る中で、彼女が例に挙げたのは、ペイストリーのサービスの仕方。彼女は、他店ではしばしば店員が素手でペイストリーを掴むのを目撃するそうだが、「誰も見ていないから、注意されないから、手を抜いてよいということは決してなく、逆に、いつもきちんとしたサービスをしているところをお客さんに観てもらわなくてはなりません」と接客業に携わる上での心構えを語ってくれた。そして、こうした徹底したプロ意識に加えてバリスタとしてのマドさんを支えているのは、彼女の同店に対する強い愛着である。数年前、一時期だけB&Oを離れ、カリフォルニアへ移ったこともあったが、再びここで勤務を再開。よほどシアトルがお気に入りなのかと思いきや、「実はシアトルは大嫌い」という意外な発言にびっくり。"ビーチ・ガール"
と自負する彼女は砂浜と太陽が大好きで、シアトルの長い雨季は耐え難いものなのだそうだ。しかし、それでも彼女がシアトルにいるのはB&Oがあるから。カリフォルニアから帰ってきた時に、店の仲間たちが文字通り飛び跳ねながら彼女を迎えて喜んでくれたそうで、今でもその時の感動はマドさんの中で鮮明な思い出として残っている。「ここには、私を愛してくれて、私の作るコーヒーを愛してくれる人がいます。それは、とても特別なこと。自分が何かに優れていて、しかも他の人が自分のした仕事を喜んでくれたら、もっとよい仕事をしたいと思うようになるでしょう?だから、私はこのバリスタの仕事が好きです」マドさんのB&Oを思う熱い気持ちが伝わってきた。
| B&O
Espresso (キャピトル・ヒル) |
| 住所 |
204 Belmont Avenue
East, Seattle, WA 98102 >> Map
(バス路線は Metro's
Trip Planner で) |
| お問合せ |
Phone: (206) 322-5028 |
| 営業時間 |
日〜木 7am-12am(バーは2amまで);
金 7am-1am; 土 8am-1am; 日 8am-12am |
| 支払い方法 |
Visa、MC、Amex、現金 |
| 豆の販売 |
有 |
| Wi-Fi |
有 |
| 公式サイト |
www.boespresso.com |
|
(2004年9月現在)掲載した情報は予告なく変更される場合があります。 |

人気バリスタのマドさん


マドさん作のラテ


彼女オススメのキャラメロは、自家製のホイップクリームとキャラメルを使います


充実したデザート

|