ビクトリアが位置するバンクーバー島には、約8,000年前に先住民が移り住んだと言われている。この先住民は
"First Nations Peoples" と呼ばれ、The Royal BC Museum にはその芸術作品などが展示されている。その言語から
"Songhees" "Saanich" "Sooke" という3つのグループに分けられているが、現在もヌートカ族、クワキートル族、コースト・サリッシュ族が暮らしている。
先住民族と初めて出会った白人は、1778年にバンクーバー島を発見して調査を開始したジェームズ・クック船長である。同船長は西海岸から内陸の調査を開始し、島の原野に住んでいた
"First Nations Peoples" と出会ったという。1843年にはイギリスのハドソン・ベイ・カンパニーに勤めるジェームズ・ダグラス氏がバンクーバー島南部を綿密に調査し、同年には現在のビクトリアを含む4ヶ所に貿易の拠点(Hudson
Bay Company Trading Post)を設置した。そのうちの1つはビクトリア女王を称えてビクトリアと名づけられ、商業・海運業・政府機能の中心として急速に発展。1858年頃のフレーザー・バレー・ゴールド・ラッシュ時代には、バンクーバーとブリティッシュ・コロンビアが大規模な港に発展して1つのブリティッシュ・コロンビアとして統合され、ビクトリアがその州都になる。ブリティッシュ・コロンビアがカナダに併合された1871年には、ビクトリアはそのままブリティッシュ・コロンビア州の州都となった。19世紀末ごろまでブリティッシュ・コロンビア最大の都市として栄え、貿易や商業の中心として発展し続けたが、バンクーバーが新しく設置された電車の終着駅になると、貿易や商業の中心がバンクーバーに移転してしまう。その後は政府機関と観光の街として、世界中から政府要人や観光客が訪れる一大観光都市となった。
観光都市としてのビクトリアはカナダ西部の海軍基地でもあり、大規模な漁港・造船・林業・工業の街としても知られ、漁業・林業・農業分野のリサーチ・センターとしても注目を集めている。また、ビクトリアは教育水準の高い街で、Universityy
Of Victoria、Lester B. Pearson College Of The Pacific (United World
Collegesが持つ6つのカレッジのうちの1つ)、Royal Roads Universityなど有名な大学のキャンパスもここにある。