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Death Cab For Cutie、新曲 『Gold Rush』 で激変するシアトルを歌う

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ワシントン州ベリンハム出身で1998年にデビューし、世界的に人気のロックバンドとなった Death Cab for Cutie が、8月17日に9枚目のアルバム 『Thank You for Today』 をリリースすることを発表しました。

この最新アルバムからシングルカットされたのは、ボーカルのベン・ギバードが20年にわたり住んでいるというシアトルのキャピトル・ヒルが急激に変化していることから生まれた楽曲で、タイトルは 『Gold Rush』。

ミュージックビデオでは、シアトルのキャピトル・ヒルを歩きながらさまざまな人とすれ違うギバードが、スマートフォンを持った大勢の人たちの波に抵抗しながらも埋もれていってしまう様子が描かれています。

シアトルには、1896年にカナダのクロンダイク地方で金が発見されてゴールドラッシュが始まり、一攫千金を狙ってクロンダイクに向かう人たちが押し寄せた歴史がありますが、空前のテクノロジー産業ブームが起きている今のシアトルもそんな感じ?

公共ラジオ NPR のインタビューでギバードは、「ブロードウェイを歩いて、友人とよく行ったバーがあったところや、かつてとても愛した人とものすごく熱い会話を交わした場所だったところを通り過ぎる。昔が良かったとかいう歌ではまったくない。これは観察で、そして今はまったく知らないところになってしまった道を歩きながら、時が過ぎていくこと、自分の人生の人々や思い出を失うことに妥協することについての歌なんだ」と話しています。

「過去20年にわたって住んでいるキャピトル・ヒルは、建物と文化的要素が本当に急激な変化を遂げた」「有色人種とクリエイティブなコミュニティが、キャピトル・ヒルだけでなく、シアトル市からいなくなるのを見ることが、ただ一番辛い」

このブームが起きる前からシアトルに住んでいる人は、ギバードの気持ちに共感するのではないでしょうか?!

ちなみに、Death Cab For Cutie は秋から世界ツアーに出発!この歌をぜひ生で聴いてみたいですが、シアトルでは来週のパラマウント・シアター創業90周年の無料コンサートでの出演以外は日程が予定されていないようです(涙

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