ジャングルシティに 『シアトル留学生カフェ探訪』 の企画を持ち込んでくれた留学生の沢田真洋さんが、もうすぐ終了してしまう留学プログラムの集大成として、シアトル市内のカフェでのライブミュージックイベントを企画しました!
沢田さんはシアトルに来てからすでに100軒を超えるカフェを訪れているのですが、生演奏を定期的に催していたり、周年のイベントなどでバンドを呼んでいるカフェが多いことに気づいたのが、このイベントを思いつくきっかけとなったそう。
「演奏の形はそれぞれでしたが、居心地の良いカフェの空間で、優しい音を聴きながらコーヒーをすする一時が僕にとってたまらなく幸せで、心の安らぎを感じ、僕もシアトルにいるうちにこんな素敵なイベントを企画できたら素敵だなと漠然と考えていました。僕は人前で楽器を演奏できるスキルがないので、企画側としてアーティストの方々に演奏する空間を提供できたらいいなと」。
ジャングルシティ: 今回日本から来られるクラリネット奏者の安藤綾花さんとの出会いは?
沢田: これまで訪れたカフェはすべて自分のインスタグラムに投稿しているのですが、ある日、同じようにシアトルのカフェをたくさんインスタグラムに投稿している日本人の方を見つけました。その方が今回日本からいらっしゃるクラリネット奏者の安藤綾花さんなのですが、彼女もカフェのことだけを投稿するインスタグラムのアカウントを持っており、シアトルにも数回カフェ巡りが目的でいらしたことがあるくらいコーヒーとカフェが好きな女性だったのです。そしてある日彼女がインスタグラムのストーリーに「カフェで演奏をしたい!」という投稿をしていたのを見て、シアトルでのカフェでの演奏を提案しました。
ジャングルシティ: 企画にはどんな工夫が?
沢田: 僕の中での「カフェx音楽」の理想は、いつもとなんら変わらないカフェの空間に、自然と音楽がバックミュージックのように優しく寄り添うことであったので、カフェで演奏をするだけで、もうそれだけで企画としては完璧でした。でも、「ただカフェで演奏をするだけ」と思われるかもしれませんが、ここに至るまで数多くの方々のご協力がありました。
クラリネットのソロよりも他の楽器、特にピアノやキーボードなどと音を交えた方がより良くなるので、カフェに実際企画を提案する前に、人づてでシアトル近辺に住むアーティストを探しました。その中で、アーティストを紹介してくださった方々、今回都合があわなかったアーティストの方々が多くいらっしゃいました。共演してくださるアーティストがなかなか見つからず、若干諦めようとしていた時、「ぜひ演奏させていただきたい」と手を挙げて下さったのが、ピアニストの Ruriko Maki Helkowski さん。神様かと思いました。
いくつかのカフェに企画の提案をした中で、賛同はいただいたものの、カフェの音響が不安で、実際にキーボードを持ち込み音響テストまでさせてくださったカフェもありました。そして、「演奏してもいいよ!」と気さくに回答を下さったのが、今回の会場となる Lighthouse Roasters と Stone Way Cafe の2軒です。
そして、僕が冗談半分で「シアトルのカフェで演奏しますか」と聞いた時、「シアトル行きます!」と二つ返事で引き受けて下さったクラリネット奏者の安藤綾花さん。彼女がいなかったら何も始まりませんでした。ありがとうございます。
ジャングルシティ: 行ってみようかなという方へのメッセージを!
沢田:
もちろん演奏も聴いてほしいのですが、「演奏を聴きに行く!!」というよりも、お友達、家族、恋人、大切な人と、カフェでの素敵な一時を過ごしに来ていただければ嬉しいです。聴くのは無料なので、お気軽に。もちろん、途中入場退出OKです。いつものカフェと何も変わりありません。僕はただ彼女達の演奏を見守るだけですが、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
ジャングルシティ: 楽しみにしています!