生後4ヶ月から12歳までの子供を対象に、学習と健康な発育を促すプログラムを提供している 『ザ・リトル・ジム』。サウス・アフリカ出身のロビン・ウェスさんが、「楽しく学べる場を提供したい」と、1976年にベルビューに最初のジムを開設したのが始まりだ。1992年にフランチャイズ化され、現在はカナダや日本を含む世界19カ国・300ヶ所でクラスを提供している。
ベルビューのジムは、外観こそ古びているが、ジムの中は赤・黄・青・緑の原色があふれ、明るい雰囲気。子供にとってはたまらなくマジカルな空間のようで、どの子も入った瞬間から動き出す。クラスは大きく分けて乳児から3歳、3歳から6歳のプリスクール＆キンダーガーテン、6歳から12歳のグレード・スクール、3歳から12歳のダンスの4種類。乳児から3歳のクラスは親子が一緒に楽しむもので、生後4-10ヶ月の 『Bugs』、10-19ヶ月の 『Birds』、19ヶ月から2.5歳の 『Beasts』、19ヶ月から3歳の 『Beasts/Super Beasts』、2.5歳から3歳の 『Super Beasts』 という5種類に分かれている。
まずはウェルカム・ソングからスタート。スピーカーから流れてくるのは、オーナーのロビン・ウェスさんの声。ロビンさんはクラスではすべてオリジナルの楽曲を使用し、クラスの中ではアコースティック・ギターを弾いてくれることもある。子供にはこれがとても楽しいようで、ギターに興味津々だ。ロビンさんの指導に従って、赤ちゃんをひざに置いて赤ちゃんの手足を動かしたり、母親のすねに赤ちゃんを置いて母親が後ろに倒れたりといった、親子体操は自宅でも続けていけるもの。赤ちゃんの発育の度合いによって少しやり方が異なったりするので、わからない時はロビンさんの指示を仰ぐ。生後4-10ヶ月というと身体的にもできることにかなり差があるので、体操の次は子供それぞれにあわせた運動の時間だ。親子でやったり、ロビンさんに手伝ってもらったりしながら、木製のバーからぶら下がったり、階段を登ったり降りたりと、アクションが続く。「ありとあらゆることを吸収している今だからこそ、とにかく楽しく、いろいろなことにチャレンジさせてあげなくては」というロビンさんの言葉通り、”Nice try!” “Good job!” といった励ましの言葉が、参加者の親からもロビンさんからも常に発されるので、。もちろん、子供たちは自由にジムの中を探検することもできる。あり余るエネルギーを発散させてあげるためにも、親は危険なところだけ手を貸して、後は見守るようにするのが良いようだ。
なお、『Bugs』 という名称からもわかるように、おなかが床についたまま手足をバタバタさせていたり、ずりばい（おなかを床につけたまま手足を使って移動する）をしていたりと、まだハイハイできない赤ちゃんが中心だ。ハイハイや伝い歩き、ヨチヨチ歩きをしているなら、生後10-19ヶ月が対象の 『Birds』 を勧められるかもしれない。まずは無料体験クラスに参加してみよう。
The Little Gym （ザ・リトル・ジム）
【公式サイト】 www.thelittlegym.com
掲載：2011年10月、更新：2017年4月
