こんにちは。非営利団体 SIJP 学生部キャリア部門の田部井愛理です。
今回、ジャングルシティのインターンになったことを機に、Microsoft の鷹松弘章さんと Big Fish, Inc. の大久保・シューマン・優美さんとのインタビューのまとめをお伝えしたいと思います。
Microsoft 鷹松弘章さん「ここだけ・自分だけしかできない経験を」
人事採用の経験が豊富な鷹松さんからは、自分のやりたいことを見つける方法や、面接に向けた強力な自己 PR の作り方について学びました。インターンシップやボランティア活動を通して、日本にいたら経験できないことをし、英語力や専門スキルを身につけ、他の就職活動生との違いをアピールしていくことで、自分のビジョンの達成につなげる必要があります。
Big Fish 大久保・シューマン・優美さん「情報も人的ネットワークも幅広く」
また、日本とアメリカでそれぞれ学生・就職の経験のある大久保さんには、自分のビジョンの絞り方や、具体的な業界や企業へのアプローチの仕方をアドバイスしていただきました。まずは自分に制限をつけずに、さまざまな方面へアンテナを立てておく。そうすることによって、情報の量と質を確保できるようになります。さらに、人的ネットワークを広げることによって、さまざまな視点からの生きた情報を得られ、自分のやりたいことのビジョンが明確になっていきます。
お二人とも生き生きしていて、物事をマイナスに捉えず、むしろ何事も自分の力に変えてしまうような明るいエネルギーがあります。こちらからの質問には、ご自身の経験をもとに、それぞれの思いやアドバイスを真剣に答えてくださいました。
2人の共通点は?!
(1)圧倒的な行動力があること
お二人のモットーである「理解せずには前に進めない」「自分らしく生きる」を正直に行動に移しています。時間に比較的余裕のある学生時代のうちにさまざまなことにチャレンジすることによって、自分の可能性が広がり、将来のキャリアビジョンが定められます。私自身、留学して、まずは行動に移すことで、アメリカでしか得られないような経験を得ることができました。これからもいろいろなことを試した結果、最終的には「自分がときめくかどうか」を頼りに学生生活を送り、将来のビジョンを定めていければ、と思います。
(2)自分らしさを大事にしていること
お二人とも常識にとらわれず、自分のビジョンを具体化していました。画一性の強い日本では、みんなが同じような考え方や行動を取るため、自分の本当の個性が失われたり、表現できなかったりします。一方アメリカでは、社会に多様性があるため、自分の個性を見つけやすいかもしれません。私もそうなのですが、学生にとって、勉強と遊びのメリハリをしっかりつけるのは至難の技です。しかし、それをクリアすることによって、楽しみながら、やりたいことに一歩近づけるのではないでしょうか。
(3)失敗を恐れずにチャレンジし続け、学習していること
失敗の中からたくさんの学ぶ材料が発見できます。学生にとって、インターンシップやボランティア活動に挑戦した結果、失敗しようが成功しようが、それを自分で分析し、あるいは周りのひとからのアドバイスを頂くことによって、次につなげ、活かし、確実にステップアップします。学生のうちにそれを学習することによって、ますます自分のやりたいことが明確になり、熱意も増していきます。学生時代という限られた時間の中で、効率的に新たな発見を見いだせるでしょう。失敗は必ずしも失敗に終わらず、自分次第でプラスの方向に持っていけるのだと確信しました。
まとめ:「社会人に相談することで、未来が少し見えてきた」
さまざまな年代や業種の社会人に相談することで、将来への不安がなくなり、未来が少し見えてきました。コラムを書くことも、楽しむことを忘れず、自分の本当にやりたいこと、今やるべきことを見つめ直す素敵な機会になりました。留学ができる環境に感謝の心を忘れず、留学生活が色濃いものになるよう、メリハリを大事にしてたくさんのことにチャレンジし続けたいと思います。
自己紹介
田部井 愛理(たべい あいり):
1994年生まれ。成城大学文芸学部英文学科に2年間通学した後、2年間休学し、シアトルの Highline College に留学、Hospitality and Tourism を専攻している。将来の目標はトラベルライターになること。
掲載:2016年11月 文:田部井 愛理