ワシントン州保健局は、ワシントン州西部および東部のほとんどの郡で新型コロナウイルス新規感染者数が横ばいになっていることを反映した、州全体の最新の状況報告書を発表しました。
この報告書は、Institute for Disease Modeling、フレッド・ハッチンソンがん研究所、ワシントン大学、Microsoft AI for Health と提携して作成されています。

この状況報告書によると、基本再生産数(R0)は1前後で推移しています。ワシントン州西部における基本再生産数(R0)(各COVID-19患者が感染する新規患者の推定数)の最良推定値は、7月26日時点で0.79から1.15の間で、最良推定値は0.97でした。また、ワシントン州東部における7月25日時点の最良推定値は0.82から1.13の間で、最良推定値は0.98でした。目標は基本再生産数(R0)が1を大きく下回ることで、これはCOVID-19に感染する人の数が減少していることを意味します。
また、ワシントン州保健局は、州全体でフェイスカバーの効果が現れ始めていると指摘しています。この報告書によると、基本再生産数(R0)の減少は、6月23日と7月7日に施行されたマスク着用の義務付けのような州全体の対策の変更と、セーフ・スタート計画による郡の次のフェーズへの移行の一時停止に起因しています。
キング郡とヤキマ郡では、すべての年齢層で感染者数が横ばい、または減少しています。ピアス郡の感染者数は、6月と7月に驚異的に増加した後、減少し始めている可能性があります。スポケーン郡の感染者数は、0~39歳で減少し始めましたが、40~69歳および70歳以上の年齢層で急激に増加したため、再び増加しています。
ジョン・ウィーズマン保健長官は、「これは励みになるニュースであり、我々の共同の努力の表れだが、警戒を緩めてはならない」と述べています。
「横ばいだけではこのパンデミックを制御するには不十分だ。新規感染者数の持続的な減少に移行しなければならない。可能な限り自宅で過ごし、他の人との接触を短時間にし、フェイスカバーをすることが重要である」
ワシントン州保健局が発表した8月15日集計の感染状況は次のとおりです。
8月15日集計:
累計感染者数 67,641(前日比756人増)
累計入院者数 6,255人(前日比25人増)
累計死者数 1,781(前日比13人増)
死亡率 2.6%