シアトル市の経済開発局(Office of Economic Development:OED)が新たに400万ドルの中小企業安定化基金(Small Business Stabilization Fund)を設置し、補助金の申請受け付けを開始したと、ダーカン市長が発表しました。
中小企業安定化基金の拡充はダーカン市長の最初のCOVID-19救済活動の一環で、OED はこれまでに469の中小企業に1万ドルの補助金を提供しています。申請は11月9日(月)から11月30日(月)まで受け付けられています。
【受給資格】
- 中小企業または非営利団体の従業員数25人以下であること
- シアトル市内に所在していること
- 年間純収入が200万ドル以下であること
- 非営利団体は、教育プログラムや職業訓練を通じて経済的機会支援を明確に提供していること
また、経済的な影響が最も大きいと考えられる企業に優先的に資金を提供するため、受給者の少なくとも3分の2は、従業員数が5人以下の企業や、移転のリスクが高い、または非常に不利な状況にあると判断される地域から選ばれることが保証されています。
この基金はまた、クリエイティブ産業の中小企業や労働者により良い支援を提供することを目的としており、具体的には全補助金の10%、つまり24の補助金をクリエイティブ産業の中小企業に配分されます。補助金を受け取るすべての企業および非営利団体は、COVID-19の緊急事態以前に提供されていた賃金および給付を減額しないことを約束する必要があります。資格要件の詳細については、OED の公式サイトを参照のこと。
中小企業の経営者向けの情報ウェビナーが11月12日と11月18日に提供されます。参加登録はこちら。
11月12日(木)午後12時~午後1時
11月18日(水)午後12時~午後1時
中小企業安定化基金の最新ラウンドは、8月に市長と市議会が可決したCOVID-19共同救済法案によって資金提供されています。
この共同法案では、市長・市議会が中小企業安定化基金グラントに550万ドルを割り当て、2020年に250万ドル、2021年に300万ドルを支出することを約束しました。OEDが管理費を計上した後、中小企業や経済機会を提供する非営利団体に2020年は237万ドル、2021年は約160万ドルの補助金を提供できるようになります。さらに、同市は、コミュニティ・ベースの組織と協力して、最も脆弱で、十分なサービスが提供されていなかった企業に対する補助金の優先順位付けを改善するため、2021年に125万ドルを拠出することを決定しました。