ワシントン州保健局は28日、今年2月から6月の間に、ワシントン州で報告された12歳以上における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による感染・入院・死亡の少なくとも94%は、ワクチンの接種を完了していなかったことがわかったと発表しました。
The new data shows that between February and June 2021, at least 94% of #COVID19 cases, deaths, and hospitalizations in individuals 12 years or older from WA state occurred in individuals who were not fully vaccinated.
Details in our news release: https://t.co/isHsnW8Qg7 pic.twitter.com/Qtbxip0p2A
— WA Dept. of Health (@WADeptHealth) July 29, 2021
28日付の新しい報告書で発表された今年2月~6月における状況は次のとおりです。
- COVID-19感染者の97.4%がワクチン未接種者であった。
- COVID-19感染者の入院の96%は、ワクチン未接種者であった。
- COVID-19に関連した死亡例の94.3%は、ワクチン未接種者であった。
「私たちは、ワクチンの接種を受けられる人たちに、ワクチンの接種を強く勧めます。それでも疑問がある場合は、医療機関に相談するようにしてください」と、州保健局長官のウメア・シャー博士は述べています。
「私たちは皆、地域社会、特に最も弱い立場にある人々を守る役割を担っているのです」。
毎週更新される報告書の『Persons Who Are Not Fully Vaccinated』(ワクチン接種を完了していない人)では、新型コロナウイルスへの感染が確認された人・その確率が高い人の症例・入院・死亡のデータが公開されています。
この報告書で使用されている "Not fully vaccinated" は、新型コロナウイルス感染症のワクチンをまったく接種していないか、1回、または2回の接種を受けたものの、最終接種から約2週間が経過していないことを指します。ワクチンを接種した後、病気に対する防御ができるまでにかかる時間が約2週間とされているためです。
ワシントン州では昨年12月15日にワクチンの接種が開始され、今年7月26日の時点で、ワクチンの接種を受けられる12歳以上の61.5%が、ワシントン州で承認されたワクチンの接種を完了しています。