ワシントン大学のすぐそばにある『ユニバーシティ・ビレッジ』は、こじんまりしたショッピングモール。ローカルには、『U Village』(ユー・ビレッジ)と呼ばれています。
1990年代初期はボウリング場ぐらいしかありませんでしたが、オーナーが変わり、カジュアルなショップやレストラン、カフェ、食料品店が揃うショッピング・モールになりました。
巨大なビルにデパートや小さな店がつまっている一般的なショッピング・モールとは異なり、オープンエアのショッピングモールは、広い敷地に店が軒を並べ、歩道を歩いて他の店に行くスタイル。駐車スペースもたくさんあり、全体的にそれほど大きくないので歩きやすくなっています。
アップルストア、Pottery Barn、Lulu Lemon、Victoria’s Secret などのナショナルブランドの店が目につきますが、シアトル発の高級チョコレート 『Fran’s Chocolates』、妊婦・新生児向けグッズの専門店『Village Maternity』、クッキー専門店『Hello Robin』、ガーデニングストア『Ravenna Garden』 などのローカルショップがあるのも、他のモールとは違う点。公式サイトによると、40%は地元ビジネスが占めています。
食事やカフェのチョイスも増えました。ローカルなら、アイスクリーム店 『Molly Moon』、イタリア食材店 『Pasta & Co.』、ベトナム料理『Ba Bar』など。その他には、らーめん山頭火、小籠包・点心で有名な 『鼎泰豐(ディンタイフォン)』、ニューヨーク発の『Shake Shack』、そして、スポーツバーやピザなどの外食スポットも揃います。
周辺は住宅街なので、家族連れでにぎわっています。また、年中を通してさまざまなイベントが開催されています。
名称に「University」という単語が使われており、ワシントン大学(University of Washington)シアトル校のキャンパスと道路を一本隔てたところにありますが、ワシントン大学が経営しているモールではなく、ワシントン大学のキャンパスに併設されたものでもなく、キャンパスの一部でもありません。