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テイラピア(川雀、カワスズメ、英名:tilapia)

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ティラピアの原産地はケニアやモザンビークなどのアフリカ大陸南東部。雌が卵・仔魚を口内飼育するため繁殖が容易で、食性がプランクトン種などで動物性飼料を必要としないため、熱帯の開発途上国を中心に世界各地で養殖されています。

本種は養殖ティラピアの草分けで、北米南部・北部、南米、アフリカ、インド、インドネシア、中国、台湾、フィリピンなど広く分布する淡水魚。塩分への抵抗性があるため、沿岸の潟湖や汽水域に生息種類もかなりあり、沖縄県那覇市や鹿児島県指宿市では自然繁殖が知られています。日本には1954年にタイ経由で輸入され、山間の温泉地などで飼育されました。

テイラピア類には台湾、中国で養殖されたイズミダイと称する白身用の刺身商材があります。臭みもなく、大変美味で、宇和島屋各店舗での人気商品となっています。また、アイダホ州で養殖された活きたティラピアを各店舗で大量に仕入れ、活水槽(ライブタンク)で好評販売中です。

蒸し魚、空揚げ、煮付け、あんかけ料理、塩焼き、フライ、バター焼き、ムニエル等でご賞味ください。

掲載:2005年9月

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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