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アメリカの連邦祝日 『レイバー・デー Labor Day』(労働者の日)

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9月の第1月曜日に祝われるレイバー・デー(Labor Day)は、アメリカの労働者の社会的および経済的成果を称える連邦祝日です。この祝日は19世紀後半に労働活動家たちがアメリカの力強さ、繁栄、そして福祉に貢献してきた労働者たちを認識するために連邦祝日を制定することを要求したことに由来しています。

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レイバー・デーの過ごし方

レイバー・デーは、政府機関や裁判所、銀行や株式市場などが休業となり、学校は休校になります。

各地で労働運動と労働者の貢献と功績をたたえるパレードや行進が行われるほか、大幅な割引セールもあります。

また、レイバー・デーの週末は、多くのアメリカ人にとって夏の終わりを象徴する日でもあり、屋外でのピクニックやバーベキュー、スポーツなど、好きなことをして楽しみます。

学区や学校の中には、レーバー・デー明けから新学期が始まるところもあります。

お隣のカナダでも、同じ9月の第1月曜日にレイバー・デーを祝います。アメリカ英語でのスペルは “labor” ですが、イギリス英語でのスペルは “labour” です。カナダではイギリス英語のスペルが使われます。

レイバー・デーの歴史

米国労働局によると、連邦政府の祝日となる前から労働運動家や一部の州はレイバー・デーを採用していました。1885年から1886年にかけて市単位でレイバー・デーが採用され始めましたが、州法での採用を求める運動に発展しました。ニューヨークが最初に法案を提出した州でしたが、オレゴン州が1887年2月21日にレイバー・デーを公式に認める法律を最初に可決すると、コロラド州、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州の4州が続きました。その後、1880年代にはコネチカット州、ネブラスカ州、ペンシルベニア州もこれに続きました。1894年までにさらに23州がこの祝日を採用したことや、イリノイ州でのプルマン・ストライキやその他の出来事がきっかけとなり、クリーブランド大統領が毎年9月の第1月曜日をレイバー・デーの連邦祝日とする法案を提案すると、同年6月28日、連邦議会はこれを可決し、レイバー・デーは正式に連邦祝日となりました。

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