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シアトルの大気汚染 山火事の煙で2020年9月以来最悪レベルに

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山火事の煙の影響により、ワシントン州西部でも大気の質が9日から11日にかけて悪化し、2020年9月以来最悪の汚染レベルとなりました。

山火事の煙の影響により、ワシントン州西部でも大気の質が9日から11日にかけて悪化し、2020年9月以来最悪の汚染レベルとなりました。

9月10日午前のレイク・ワシントン北部

10日にはカスケード山脈のふもとの町スカイコミッシュの近くで山火事が発生。乾燥した状況で焼失面積が急速に広がり、US2沿いの町インデックスからスカイコミッシュにかけて避難命令が出されました。

11日時点でもこの区間は住民の避難と緊急車両の通行を優先するため、通行止めとなっています。

シアトルのあるキング郡でも、AQI(エーキューアイ)が上昇。2020年9月の汚染レベルには及びませんでしたが、世界の主要都市の大気汚染レベルをランキングする IQAir によると、10日午前7時時点のシアトルの AQI は170に達し、一時は世界ワースト1位になりました。

IQAir によると10日午前7時時点のシアトルの大気の質は170

IQAir による10日午前7時時点のシアトルの AQI
一時は世界ワースト1位に

その後、11日にはシアトル地域全体で AQI が改善し、許容範囲(Moderate)内の90まで下がりました。

ワシントン州保健局は、大気中に山火事の煙が観測された場合、屋外での活動を最低限にすること、窓やドアを閉めておくこと、可能な限り屋内に留まること、自宅の中で空気を清浄する部屋(clean room:クリーン・ルーム)を決め、その大きさに合ったポータブルの HEPA 空気清浄機(air purifier)を使用することなどを推奨しています。

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