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シアトルの大気汚染、低気圧の接近で大幅改善 ワシントン州西部のほぼ全域で「良好」に

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カスケード山脈で続いている複数の山火事の煙で大気汚染が悪化していたワシントン州西部で、雨と風を伴う低気圧の接近により海風が吹き、大気の質が大幅に改善しました。

21日午前の時点で、シアトルを含むほぼ全域で、大気の質が「良好」となっています。

屋外の煙には、非常に小さな粒子と一酸化炭素を含むガスが含まれており、これらの粒子は目や肺に入り込み、健康障害を引き起こす可能性があります。そのため、ワシントン州保健局は、「肺や心臓の健康への影響は、煙が晴れた後も数日間続く可能性があります」と指摘し、引き続き体調を観察し、必要であれば医療機関を受診するよう呼びかけています。

山火事の状況や煙による大気汚染については、次のウェブサイトなどで最新情報を確認できます。避難命令は消防署や郡など、健康状態への影響については各郡の公衆衛生局も発信しています。

AirNow.gov
Washington Smoke Information
Puget Sound Clean Air Agency
Department of Ecology: Washington’s Air Monitoring Network

山火事の煙などで大気の質が悪化するなどのニュースでよく見聞きする AQI(エーキューアイ)とは、Air Quality Index の頭文字を取ったもので、大気の質を表す指数のことです。

値は0から500まであり、数字が大きくなればなるほど大気の質が悪いことを意味しますが、6段階に分かれており、151以上は誰にとっても有害となります。各段階には特定の色も決められています。この色を使うことで、その地域の空気の質が不健康なレベルに達しているかどうかを簡単に判断できます。詳しくは「山火事とアメリカの大気質指数(AQI)」を参照してください。

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