もくじ
2024年の最低賃金
2024年のワシントン州の最低賃金は、時給$16.28です。
ワシントン州法によると、最低賃金の対象は16歳以上のため、14～15歳の時給は最低賃金の85%にあたる$13.84となる場合もあります。
市の最低賃金がワシントン州の最低賃金を上回る場合は、市の最低賃金が優先されます。
ワシントン州労働産業局によると、ワシントン州の最低賃金の上昇は、消費者物価指数（Consumer Price Index）に反映される住宅、食品、医療などのコストに直接関係しています。同局は、州法にもとづき、連邦労働統計局（BLS）の都市部の賃金労働者と事務職の消費者物価指数（CPI-W）に基づき、前年8月のCPI-W指数と当年8月のCPI-W指数を比較し、翌年の最低賃金を計算しています。
残業手当の適用の基準
最低賃金の上昇に伴い、残業手当（overtime pay）の適用に関する基準も変更しました。
- 企業の従業員数に関わらず、残業手当が適用されない従業員（overtime exempt employees）は最低週給 $1,302.40（年俸$67,724.80）が支払われる必要があります。
- なお、コンピュータ専門職の場合、賃金が時給で支払われる場合でも、残業手当が適用されない場合があります。その場合、2024年の基準は、最低賃金の3.5倍にあたる時給$56.98となります。
- L&Iは2020年に残業手当の免除の対象となる労働者の規則を更新し、2028年に2.5倍に達するまで段階的に倍率を引き上げる8年間の実施スケジュールを作成しました。引き上げのペースは雇用主の規模によって異なります。
ライドシェアのドライバーの最低賃金
LyftやUberのようなライドシェアのドライバーの最低賃金が、2024年1月1日に引き上げられました。
- シアトル市内を移動する場合：ドライバーは1分あたり66セント、1マイルあたり$1.55、または$5.81のいずれか高い方。
- シアトル市外を移動する場合：ドライバーは1分あたり38セント、1マイルあたり$1.31、または$3.37のいずれか高い方。
米国労働局によると、連邦最低賃金は2009年から$7.25のまま変更していません。しかし、連邦最低賃金と同じ最低賃金を設定している州は20州もあります。
