MENU

シアトル市長、ダウンタウンの活性化計画を発表 治安の改善強化と経済活動の活性化が目標

  • URLをコピーしました!
シアトルのダウンタウン

シアトルのブルース・ハレル市長は17日、ダウンタウンの市庁舎で行った記者会見で、ダウンタウンを活性化し、再創造する(reimagine)包括的な計画の第一段階を発表しました。

『Downtown Activation Plan』 と銘打ったこの計画には、治安の問題や経済活動の停滞が指摘されているダウンタウンとその周辺地域を対象にした緊急行動と短期的な取り組みが含まれます。

また、致死性の高いオピオイドのフェンタニルによる公衆衛生と治安への影響に対処するため、麻薬密売人の逮捕を含む法執行のアプローチと、中毒性の高い薬物中毒に陥っている人々を支援する公衆衛生のアプローチを融合し、合成麻薬の流通・販売・使用を中断させることに焦点を当てた、持続可能なソリューションを推進する行政命令が発令されました。

経済活動の活性化において、すぐに行われる取り組み、短期的な取り組み、最初のステップは以下の通りです:

  • 中小企業、起業家、地元アーティストを支援する市政府の特別プログラム『Seattle Restored』を通じて、初夏までに最大20軒の空き店舗の利用を実現する。
  • 2023年6月15日にCity Hall Parkを再開する。新しいプログラム、安全対策、照明の強化、24時間365日の警備、映画上映、巨大チェス盤、コンサート、フードトラックなど、公園利用者を増やすためのアクティビティを実施する。
  • ダウンタウンの清潔度、治安を改善し、誰もが歓迎されるよう、Metropolitan Improvement District(MID)のアンバサダーを増員する。市長は、パイオニア・スクエアの南のスタジアム地域までサービスを拡大するよう、 MIDの10年更新を認める法案を提出しています。
  • 街の中でのピックルボール大会、パイオニア・スクエアでの第1木曜日のアートウォーク、ストリート・フェスティバル、コンサートなど、特別イベントのためにダウンタウンの道路を通行止めにすることを奨励する。
  • 道路使用許可料を免除することにより、フードトラック事業者やポップアップの飲食業者がダウンタウンに出店する機会を増やす。
  • 第1木曜日のアートウォーク参加者がアルコール飲料を持ち歩く許可を、ワシントン州酒類・大麻委員会に要請する。
  • ダウンタウンの犯罪多発地域の道路や歩道の照明を改善する。
  • チャイナタウン、インターナショナル・ディストリクトを中心に、ゴミやポイ捨ての除去、落書きの除去を強化する。
  • ダウンタウンに隣接する地域に、3万人以上の雇用と住宅を創出し、ホテル、レストラン、バー、エンターテイメントセンターなどを増やし、また、パイオニア・スクエア南側のスタジアム地域を活性化するため、土地利用政策を更新する。
  • ダウンタウンのオフィスビルを住宅やその他の用途に再利用する可能性を、市の計画・地域開発局が主催するコンペを通じて探る。

「ダウンタウンはあまりにも重要であるため、私たちは現在進行中の作業を公開し、今、行動に移している。今日のこれらの取り組みに続いて、ダウンタウンのあり方を再定義するために必要な、スペースニードル的な思考と長期的な変革のための強化を行う」と、ハレル市長は述べています。

「これは、過去のダウンタウンの復元ではなく、未来に向けて何が可能かを大胆に再創造することである。政府のレベルを超えて、民間、非営利団体、慈善団体のパートナーと協力し、One Seattle の価値観とビジョンを体現する新しいダウンタウンを構築していく」。

シアトル市のニュースリリースによると、今回のダウンタウン活性化計画は、以下のような目的に根ざしています:

  • すべての人が安全に暮らし、また、訪れる人が歓迎されるダウンタウンを作る。
  • ダウンタウンを、あらゆる人々のための、活気ある住宅街に変える。
  • ダウンタウンで働きたいと思わせるような、活気と多様性に満ちた労働者エコシステムを構築する。
  • ダウンタウンを、シアトルの芸術、文化、エンターテイメントのハブとして再構想する。
  • ダウンタウンを、商業の中心地として再活性化させる。
  • ダウンタウンを、ピュージェットサウンド地域やその他の地域からの訪問者にとって最高のデスティネーションとする。
  • 健康的で持続可能なグリーンシティを推進し、エメラルドシティとしての倫理にコミットする。

詳細は、シアトル市のニュースリリースで確認できます。

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ