18世紀末から19世紀の江戸と19世紀末のパリの共通点は、グラフィック・アートの発展と社会文化における反逆精神だった ー そんな視点から二つの都市を知る展覧会が、シアトル・アジア美術館で12月3日まで公開されています。
この『Renegade Edo and Paris』で展示されているのは、フランスの画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)の作品と、シアトル・アジア美術館が所蔵する90点を超える日本の浮世絵版画と絵画です。
シアトル・アジア美術館が日本とフランスの美術を比較する展覧会は、今回が初めて。キュレーターは、シアトル美術館の日本・韓国美術の元キュレーターで、現在はフィラデルフィア美術館の日本美術キュレーターを務める Xiaojin Wu 氏。
シアトル・アジア美術館は、シアトル美術館の創設ディレクターを務めたリチャード・E・フラー博士とその家族が1900年代初期から収集を始めた美術品の展示から始まった美術館。1933年に開館して以来、日本を含むアジアの美術品をさまざまな形で展示しています。
【会場】Seattle Asian Art Museum (1400 East Prospect Street, Seattle)(地図)
【開館時間】 金〜日 10am-5pm
【入館料】 大人$14.99、シニア$12.99、軍人・学生・子供(15〜19歳)$9.99、14歳以下無料
【問い合わせ】 (206) 654-3100
【公式サイト】 www.seattleartmuseum.org
【駐車】 無料駐車場完備