ホリデー・シーズン恒例のバレエ公演 『The Nutcracker（くるみ割り人形）』。シアトル最大のバレエ団、パシフィック・ノースウエスト・バレエは、37回の公演を予定しています。

さまざまな振付家が手がけた作品がある中、シアトル最大のバレエ団、パシフィック・ノースウエスト・バレエは、ジョージ・バランシン版を上演します。バランシンにとって最初の全幕もので、1954年にニューヨークシティ・バレエ（NYCB）で初演されました。

あらすじ

クリスマス・イブに、ドロッセルマイヤーおじさんにくるみ割り人形をもらった少女のクララ。その夜、みんなが寝静まった後、物音がしたので居間に行くと、いきなり体が小さくなり、ねずみ達に襲われてしまいそうになりました。弟フランツのおもちゃの兵隊たちがねずみ達と戦い始め、そこにくるみ割り人形も現れて、クララを助けようとします。クララが勇気を出してねずみの王様にスリッパを投げつけた後、くるみ割り人形はねずみの王様を倒し、二人が不思議な森へ行くと、古の魔法が解け、くるみ割り人形はハンサムな人間の王子になりました。二人は船に乗ってお菓子の国に行き、金平糖の精が出迎えられ、さまざまな国からやってきたダンサーたちの踊りを鑑賞します。その後、クララは王子と一緒にそりに乗って空に駆け上がり、家路につくのでした。

原作は E.T.A. ホフマンの『The Nutcracker and the Mouse King』（1816）。音楽はチャイコフスキー（The Nutcracker, Op. 71, 1891-1892, with an excerpt from The Sleeping Beauty, Op. 66, 1889）。

パシフィック・ノースウェスト・バレエの舞台セットや衣装を手がけたのは、絵本 『Olivia the Pig（邦題：オリビア）』 シリーズなどで知られる絵本作家/イラストレーター/舞台・衣裳デザイナーのイアン・ファルコナー。

会場

アクセス情報・チケット購入

【公演期間】 11月29日～11月26日、12月1日、6日〜8日、11日〜15日、17〜24日、26日〜28日
【センサリー・センシティブ】12月19日午後2時開演
【audio-described performances】12月1日（日）午後12時30分、12月7日（土）午後7時30分、12月19日（木）午後2時　※詳細はこちら
【上演時間】 2時間3分　2幕　25分休憩1回
【チケット】 $29～
【ストリーミング】 12月20日〜28日 $55
【駐車】 路上駐車、有料駐車場
【問い合わせ】 (206) 441-2424
【その他】 10人以上のグループ割引20%、休憩中のNutcracker Suites 利用 $45

高校の合唱団によるコーラス

ワシントン州各地の高校の合唱団が、『くるみ割り人形』の楽曲を開演前にロビーで合唱します。

2024年新企画：ロビー・テーマナイト

バレエ鑑賞に決まった服装はありませんが、特定の公演日には特別企画が用意されています。

エンチャンテッド・ロビー　11月29日、30日、12月1日

PNBのフェスティブなオープニングウィークエンドでは、スノーフレークのキャラクターとの写真撮影、ポップアップ・マジックショー、タコマ市の Brown & Haley によるスイーツが楽しめます。

ショウ・ユア・ストライプス　12月6日 7:30 pm

クララの象徴的な赤いストライプをヒントに、ストライプ柄の服でこの公演にご参加ください（赤と白ならさらに良し！）。来場者全員にキャンディケーンがプレゼントされます。

ナイトメア・ビフォア・ナットクラッカー（13日の金曜日スペシャル）12月13日 7:30 pm

ハロウィンが恋しい方は、ハロウィンのコスチュームで観賞しましょう。

ナットクラーケン　12月14日 2:00 pm

アイスホッケーのファンとバレエのファンなら、この日はお昼にバレエを鑑賞し、午後7時からシアトル・クラーケン対タンパベイ・ライトニング戦を応援に行きましょう。バレエ鑑賞にクラーケンのジャージを着るのも歓迎です。

アグリー・セーター・デー　12月20日 2:00 pm & 7:00 pm

12月20日は「全国アグリー・クリスマス・セーター・デー」。派手なクリスマスのセーターを着て、鑑賞しましょう。

パジャマ・デー　12月27日 12:30 pm & 5:30 pm

ホリデー・シーズンの締めくくり。快適で楽しいパジャマを着て観賞しましょう（家族向けの公演のため、過激なパジャマはご遠慮ください）。PNBはTeenTixと提携し、27日の両公演でTeenTix会員に$5チケットを販売します。