アラスカ航空グループ（Alaska Air Group 本社：ワシントン州シータック）は18日、ハワイアン・ホールディングスの買収が完了したと発表しました。
これにより、FAA（連邦航空局）から単一運航証明書を取得するまでの間、アラスカ航空とハワイアン航空は、2つの個別の運航証明書のもとで、別々の航空会社として、ウェブサイト、予約システム、マイレージ・プログラムを個別に運営しつつ、一つの組織として運営されます。（ニュースリリース）
また、この期間中、ハワイアン航空の運営を指導する暫定リーダーシップチームも発表されました。この統合が発表された際、ハワイアン航空の社長兼CEOであるピーター・イングラム氏が取引完了後に退任し、現在のアラスカ航空のハワイ/太平洋地域担当社長であるジョー・スプレイグ氏が、ハワイアン航空の最高経営責任者（CEO）に任命される予定です。スプレイグ氏は、FAAがアラスカ航空に単一の運航証明書を付与するまで、ハワイアン航空の運営全体を指揮することになります。
一般利用者にとっては、いくつか便利な点が発表されています。アラスカ航空とハワイアン航空の統合により、両社が運航するアメリカ、アジア、オーストラリア、南太平洋の29の国際線直行便をシームレスに利用できることになるほか、ワンワールド・アライアンスやアラスカ航空のグローバルパートナーを通じて、1,200もの都市へアクセスが可能になります。
また、alaskaair.com でハワイアン航空のフライトを、HawaiianAirlines.com でアラスカ航空の航空券を購入できるようになりますが、alaskaair.com でハワイへのオプションがさらに増えるだけでなく、日本、韓国、オーストラリアなどの国際線も利用可能になります。そして、HawaiianAirlines.com では、北米および中米全体にアクセスするチョイスが広がります。
そして、ラウンジの利用もさらに便利に。ハワイアン航空を利用する場合も、アラスカ航空のラウンジを利用することができるようになります。
