MENU

第4回 アメリカの不動産ローン チョイスはいろいろ

  • URLをコピーしました!

今回は、アメリカのローンのプログラムの違いを説明したいと思います。

どのローンも、30年、25年、20年、15年10年の長さで組むようになっています。

固定金利

固定金利のレートは一定で、決められています。

変動制金利

30年のローンですが、「最初の10年、7年、または5年だけ固定の金利で、そのあと変動制に代わるローン」「毎年一回レートの見直しがあるもの、また6ヶ月ごとに見直しがあるローン」などがあります。

インタレスト・オンリー(Interest Only)

最初の何年かの間は利子だけ払えばよいというローン。普通のローンと比べると毎月の返済が少なくて済みます。

ジャンボローン

普通のローン(Conventional Loan)は、借りられる最大限度額が決められています。それ以上の借入は、ジャンボローンとなり、レートも少し高めになります。

VA

これは退役軍人(Veteran)の人が使えるローンで、頭金はゼロです。

FHA

アメリカ政府(Federal Housing Administration)で保証されているローン。Conventional Loan に比べると許可される条件が緩和されています。

その他

収入の証明として、銀行の毎月の取引明細書(statement)を使います。収入はあっても、確定申告書(Tax Return)だけでは普通のローンが取りにくい方には便利です。

リバースモーゲージ

62歳以上のシニア向けのローン。ローンはあっても毎月の返済がありません。固定資産税と火災保険、HOA Due(もしあれば)だけが支払いとなります。これを使って不動産を購入することもできます。

もくじ

プログラムの選び方

異なるプログラムを選ぶことによって、同じ借入額でも毎月の返済額が違ってきます。

将来の収入の変化、何年位そこに住むかなどでも用途によってプログラムの選び方が変わっていいと思います。自分にどんなチョイスがあるか理解して選びましょう。

「30年の固定」と安心を買う人が多いですが、30年そこに住んで、払い続けるというケースはまずありません。皮肉なことに、この “安心を買う” 30年の固定のローンの金利が一番高いものになります。

専門家に相談を

不動産を購入するというのは大きな買い物です。いろいろ考えて決める前に、専門家にいろいろ相談し、比べてみることをお勧めします。

相談しているうちに自分が本当に欲しいものがわかってくることもあります。よく聞いてくれるプロ、相談に乗ってくれるプロを見つけることが一番だと思います。

目先の利益に振り回されないこと

ここで気をつけなくてはならないのは、「レートが安い」「クロージングコストを払ってくれる」というような目先の利益に振り回されないようにすることです。普通のローン(Conventional Loan)がほとんどの今は、レートも皆ほとんど同じです。

また、クロージングコストを払ってくれると言っても、ただでやってくれるところはありません。必ずどこかで自分たちがその分を払うことになっています。

みつこ・ミラー(NMLS 107855)
シニア・モーゲージ・スペシャリスト
ディレクターズ・モーゲージ(NMLS 3240)
11400 SE 8th Street, #400, Bellevue
直通:(206) 679-3371
メール:mitsuko.miller
公式サイト:www.directorsmortgage.com

※当コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ