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相談「夫と共にシアトル永住の可能性があり、将来のキャリアが不安です」

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ワシントン州認定ソーシャルワーカー
角谷 紀誉子さん

2019年3月15日付で、コンサルティングのサービスは終了しました。
【公式サイト】 www.successabroadcounseling.com

角谷先生こんにちは。私は大学を出てから、東京で英語の教育教材関係の会社で働いて3年になる既婚の女性です。去年の4月に結婚したばかりです。実は、夫がシアトル出身なので将来はそちらに永住するかもしれません。結婚してからよく思うことは、自分はアメリカで日本人として何が出来るだろうという漠然とした不安です。私も、先生のように世界のどこにいても仕事が出来、自立できたらと考えています。将来のキャリアの相談ということになるのですが、何かよいアドバイスが合ったら教えてください。ちなみに現在働いている職場では営業事務をしています。

回答:アメリカに移住となると、キャリア上でも大きな変化が予想されます。アメリカに住む多くの外国人は、母国での仕事とは全く違う分野で第二のキャリアを見つけています。その第一の理由として英語の問題があります。まず、英語の勉強から始まり、次に仕事に直結するような教育やトレーニングを受け、それから自分の希望と能力に応じた仕事を探します。と、一言で言っても、このプロセスは大変な忍耐と努力が必要で、1年や2年で英語もマスターして、満足のいく仕事も得るというのははっきり言って無理です。でも、怖がらないで。アメリカのいいところは、仕事を探す時、日本のように年齢制限や性別制限がないことです。そして、アメリカ人は自分の興味や都合で、どんどんキャリアを変えます。職種にもよりますが、同じ職場に10年以上いる人はマレです。つまり、これから、あなたがすてきな第2のキャリアを見つけて実現できる場所なのです。焦らず、長期計画で5年先、10年先というように目標を立てましょう。日本の友達や同僚の人達と自分を比べたりしないで、「自分のぺースで堂々と生きて行くこと」が外国で暮らす人がしっかりと持っていなければならない心の基礎です。

掲載:2001年2月

コラムを通して提供している情報は、一般的、および教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 このコラムから得られる情報に基づいて何らかの行動を起こされる場合は、必ず専門家に相談するようにしてください。

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