MENU

シアトル留学生カフェ探訪 第42回 『Cafe Suisse』

  • URLをコピーしました!

みなさん、こんにちは!伸介です!

先日、ボストンで行われたボストン・キャリアフォーラムに参加してきました。度重なる面接で疲弊しましたが、レストランでロブスターやクラムチャウダーなどのシーフードを久しぶりに食べ、心身ともに回復しました(笑)。残りの留学期間中にシアトルでも美味しいシーフードを堪能したいと思います。

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第42回のスタートです!

今回僕がご紹介するのは、シアトルのダウンタウンにある、一際目を惹くカフェ 『Cafe Suisse』 です。

Cafe Suisse

このカフェを発見したのは、ダウンタウンのすぐ北のサウス・レイク・ユニオンにあるアマゾンの本社キャンパスと無人コンビニ Amazon Go 一号店に行ってみた時でした。

Amazon Go では、専用アプリをスキャンして入り、買いたいものを棚から手にとるだけで、本当に購入が完了するんですね。物珍しさに楽しんでいる観光客の方もいて、シアトルが IT の街であることを改めて実感しました。

Amazon Go

Amazon Go を出てダウンタウンに向かって歩いていると、スイスの国旗を掲げたカフェが。考える前に足が動いていました(笑)。

Cafe Suisse

入店してみると、かわいらしい小物やスイスの国旗が出迎えてくれました。スイスに旅行しているみたいです。

Cafe Suisse

なぜシアトルにスイスをモチーフにしたカフェを作ったのでしょう。オーナー兼バリスタ兼シェフのレズリーさんにお話を伺いました。

Cafe Suisse

アメリカ生まれのレズリーさんがスイス出身の夫と二人で雑貨屋を開いたのは10年前。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ産の雑貨が中心で、本物感、ユニークさを大事にしているため、プラスチックの製品はあまり売らないよう心がけているとか。

現在はお客さんの6割ほどがアマゾン社員だそうですが、住みやすいシアトルでカフェを始めたいと考えて7年前にこの 『Cafe Suisse』 をオープンした時はまだアマゾン本社キャンパスはオープンし始めたばかりで今ほど大きくなく、「静かだった」とレズリーさん。そして、素晴らしいカフェがたくさんあるシアトルでわざわざ自分のカフェに足を運んでもらうにはどうすべきか考え、やはり雑貨屋同様ユニークさを売りにする必要があるという結論に至ったそうです。

そのユニークさとは、スイスをはじめとするヨーロッパの料理を売ること。ローカルの食材を主に使っていますが、時にはヨーロッパから食材を取り寄せるそう。また、料理や食材だけでなく、調理器具もスイスやベルギー製のものも使っているそうで、見えないところまでユニークさが満載。

Cafe Suisse

今回注文したモカを作ってくれた、バリスタのオリビアさん。地元のスモールビジネスと協力する方針で、コーヒー豆はシアトルのロースタリーカフェ 『Victrola Coffee Roasters』 から仕入れています。

Cafe Suisse

上にかかっている茶色い粉は、世界的に有名なイギリスのシェフ、ジェイミー・オリバー氏が絶賛するスイス産チョコレートのベーキングパウダー『Felchlin』。モカのほどよい甘さを、パウダーが絶妙に引き立ててくれます。レズリーさんは「スイス産のチョコレートを使っているのはうちくらいだよ」と誇らしげでした。

Cafe Suisse

ペイストリーはグルテンフリー。いろいろな種類がありますが、今回はワッフルをいただきました。ワッフル機はもちろん、ベルギー製。こだわっているんですね。

Cafe Suisse

お店の奥に行ってみると、『Raclette Room』 という名の部屋を見つけました。Raclette(ラクレット)とはスイスの伝統的な料理の一つで、ラクレットというチーズを溶かしてじゃがいもなどにからめて食べるというものだそうです。皆ラクレットを囲みながら楽しい時を過ごしたい、そんな思いを込めて付けたとのことでした。

Cafe Suisse

一番左側にあるのがラクレット機です。

木曜日の昼に行けば食べられますよ。また、火曜日にはスイススープもあるそうです。ランチは10ドルほど。留学期間中に何度も来ようと誓いました(笑)。

Cafe Suisse

お店のあちこちにスイスの商品があり、ここはスイスなのではと錯覚するほど。

競合カフェがひしめくシアトルで、どのようにしてお客さんの心をつかむか考え、ユニークさを売りにした結果、アマゾン本社が近くにあるという立地で長年カフェを継続することができている同店からは、ビジネスの観点から学ぶことが多くありました。留学でビジネスを学んでいる僕にとって、実際のビジネスを知る貴重な体験でした。

レズリーさんとお話をしていると、いつの間にか1時間が過ぎていました。このカフェの売りはユニークさのみではなく、カフェを支えるオーナーのレズリーさんの人柄の良さにもあるのだと感じました。

ユニークなカフェ 『Cafe Suisse』 で、シアトルにいながらスイスを味わい、一息ついてみてはいかがでしょうか。

Thank you for a good time and coffee!

次は、冬休みに向けてカナダ旅行の計画を立てている美紗さんです。

Cafe Suisse
2008 Westlake Avenue, Seattle(地図
【席数】約25
【公式サイト】www.facebook.com/cafesuisseseattle
【Wi-Fi】無料 Wi-Fi あり
【電源】席によってはあり

佐藤伸介

佐藤伸介(Shinsuke Sato)
1996年、千葉県四街道市生まれ。幼少期から高校3年までを宮城県で過ごし、青森県の大学に進学。現在は休学し、文部科学省が展開する留学支援制度である 『トビタテ!留学 JAPAN』 の第8期生として、シアトルで1年間の留学中。東北地方の観光に貢献したい。マイブームはスペイン語。

掲載:2018年11月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ