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シアトル留学生カフェ探訪 第45回 『tougo coffee co.』

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みなさん、こんにちは!匡洋です。

期末試験も無事に終了し、冬休みが始まりました。時が経つのは早いもので、シアトルでの留学生活も残り約3ヶ月となりました。留学に行かせてくれた両親には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。残りの期間も無駄にすることのないように過ごしたいと思います。

成くんからのご紹介にもありましたように、感謝祭の休みを使ってシリコンバレーの中心都市であるサンノゼに住んでいるいとこの家を訪ね、一緒にヨセミテ国立公園に行きました。そのスケールは言葉で表わすことができないほど素晴らしいものでした。

また1週間ほど父親がシアトルに滞在していたので、車を借りてマウント・レーニア国立公園を訪れたのですが、あたり一面に銀世界が広がっており太陽の光が雪に反射してとても幻想的でした。1週間という短い時間ながら充実した時を過ごすことができました。

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第45回のスタートです。

今回ご紹介するのは、オーナーさんのいろいろな思いが込められたカフェです。

tougo coffee co.

シアトルのセントラル・ディストリクトに位置する『tougo coffee co.』。Google で「シアトル コーヒー」と検索をかけると必ずといっていいほど、このカフェが出てくるので前から一度は訪れてみたいと感じており、今回取材をするため訪れることにしました。

tougo coffee co.

気が付いてらっしゃる方もいるかもしれませんが、窓のところに「ようこそ 東吾珈琲」と書いてありますよ。

もしかするとオーナーの方は日本人なのではないかと思いながら、バリスタのメーガンさんに聞いてみると、オーナーのブライアンさんのお子さんの名前だそうです。店内には東吾くんの写真が飾ってありました。東吾くんはとても愛されているのですね。

tougo coffee co.

こちらが店内の様子。日曜日とあって、たくさんのお客さんで賑わっていました。竹を使った天井のおかげで、落ち着いた和の雰囲気が感じられます。

tougo coffee co.

メニューを見ていると、バリスタの方が「抹茶ラテを飲んでみますか」と日本語で話しかけてきてくれました。せっかく日本と関係があるカフェに来たので、抹茶ラテを頼んでみることにしました。コーヒー以外には、ビールやワインなどのアルコール類の飲み物もラインアップしています。

tougo coffee co.

こちらはシアトル大学に通うバリスタのエリカさん。私が「大学で日本語を勉強しているの?」と聞くと「私のお母さんは日本人だから、完璧ではないけど日本語が話せるの」と教えてくれました。お店だけではなく、バリスタの方も日本に縁のある方なんて、改めて同店を訪れてよかったなという気持ちになりました。

同店ではシアトルの kuma coffee、シアトルの北に位置するエベレットの Velton’s Coffee、カナダのカルガリーの Phil & Sebastian Coffee Roasters、サンフランシスコの Ritual Coffee Roasters、ポートランドの Heart Coffee Roasters から豆を仕入れているそう。

tougo coffee co.

エリカさんが抹茶ラテを作る際、抹茶を点てるのに用いていた茶筅を見せてもらいました。以前に文さんが取材したウエスト・シアトルの 『Sound & Fog』 のように、カフェで茶筅を使って抹茶ラテを作る光景を目にする機会がちらほらと増えてきているようなので、非常に興味深いです。同店の商品棚には日本製のコーヒーメーカーが置かれており、ブライアンさんのこだわりを感じることができます。

tougo coffee co.

エリカさんが丁寧に作って下さった抹茶ラテ。その味は日本で飲む抹茶と変わらず、まろやかで飲みやすく、まるで日本で抹茶を味わっているような感じがしました。アメリカで抹茶を飲むのが初めてだったので少し味が違うのではないかと心配でしたが、そのような心配は無用でした(笑)。

tougo coffee co.

席に座り店内を見渡していると障子が目に留まりました。今では日本の住宅で見かけることが少なくなった障子が天井に用いられている竹と絶妙にマッチしています。

tougo coffee co.

店内の奥にはキッズルームも。子供連れの方も安心です。

店を出る際にエリカさんにジャングルシティというシアトル最大の日本語情報サイトに12月19日に今回取材した記事が掲載される旨を伝えると、「お母さんに手伝ってもらって絶対に記事を読むわ」と笑顔で答えてくれました。

シアトルでの留学生活で日本文化に関心を持ってくれている人にたくさん出会うことができ、日本人であることを誇りを感じます。今回の取材でも、より一層それを強く感じました。

みなさんも、オーナーさんの思いがたくさん詰まったこの素敵なカフェで、ゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか。

Thank you for a good time and coffee!

次は期末試験の勉強をするため図書館に一日中こもるという生活を続けた結果、社会人時代の肩こりを再発してしまった文さんです。

tougo coffee co.
1410 18th Avenue, Seattle(地図
【席数】 約30
【公式サイト】 www.tougocoffee.com
【Wi-Fi】 あり
【電源】 席によってはあり

友永匡洋

友永匡洋(Masahiro Tomonaga)
1997年、大阪府泉大津市生まれ。同志社大学3年次を休学し、現在IBPプログラムで1年間シアトルに留学中。シアトルにはスタバ以外にも美味しいコーヒーショップがたくさんあることに気づき、カフェ巡りにハマっている。留学中にできるだけたくさんのカフェに行くことが目標。

掲載:2018年12月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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