4月7日(日)から13日(土)は全米図書館週間(National Library Week)。図書館や司書、職員が果たす貴重な役割に焦点を当てることが目的で、今年は「Libraries = Strong Communities」(図書館=強固な地域コミュニティ)がテーマとなっています。
米国図書館協会が「重要なリソースやプログラム、専門知識を提供する、都市、街、学校、キャンパスの中心」「年齢、文化、収入レベルを超えて、地域住民がつながり、学ぶ公共の場所」と説明するように、本の貸し出しをはるかに超えた役割を担っている、アメリカの図書館。
英語やその他の言語による書籍はもちろん、雑誌や漫画、DVD や電子書籍、無料 Wi-Fi、作家の朗読会からプログラミング教室、3Dプリンタなどの新しい技術のワークショップ、確定申告や市民権取得のサポート、子供向けアクティビティ、英語習得クラス、出張図書館など、さまざまな興味や経歴、ニーズにあったプログラムを開催しているほか、コンピュータ機器などの貸し出しなども行っています。
シアトル公立図書館とキング郡公立図書館は、Library Journal の2018 Index of Public Library Service で最高ランクの5つ星評価を受けています。
今年の名誉会長を務めるのは、メリンダ・ゲイツ氏。健康問題と家族問題の解決に注力してきたゲイツ氏は、夫のビル・ゲイツ氏とともにゲイツ財団の共同創設者としてグローバル・ライブラリのイニシアチブに10億ドル以上を投じ、図書館ネットワークの強化にも尽力してきました。今月23日(火)には新著 『The Moment of Lift: How Empowering Women Changes the World』 の出版が予定されています。