マーサー・アイランドの公園でクーガーが監視カメラに映っていたことがわかり、ワシントン州魚類野生生物局が調査を行っています。
英語では、mountain lion や puma とも呼ばれますが、通名はクーガー(cougar)。New World Encyclopedia によると、クーガーは南北アメリカ大陸に生息するネコ科の動物で、鼻から尻尾までは約8フィート(2.4m)、オスの体重は平均115-160ポンド(53-72kg)、メスは平均75-105ポンド(34-48kg)になります。
今回クーガーが目撃されたのは、シアトルとベルビューの間のレイク・ワシントンに浮かぶマーサー・アイランドにあるパイオニア・パーク。マーサー・アイランド市によると、日の出前に East Mercer Way の6400ブロックにある監視カメラに、その姿がはっきり映っていました。
マーサー・アイランドでクーガーが目撃されるのは珍しく、人口密度の高いところに出没することはあっても、住処とする場所を見つけるための移動中だったと考えられるそう。クーガーは人と関わろうとせず、日の入りから日の出までが最も活発で、自然の中でも見かけることはあまりないとされています。
クーガーと遭遇した時の対処法については、実際より自分を大きく見せるよう両手をあげる、目を離さず後退して離れる、逃げない、幼い子供はすぐに抱きかかえるといったことがあります。詳しくは、ワシントン州魚類野生生物局の公式サイトでご覧ください。
ワシントン州でクーガーが人間を襲うことは稀ですが、昨年はノースベンド近郊でマウンテンバイクに乗っていた男性2人がクーガーに襲われ、一人が死亡、一人がけがをする事件が起きています。