人質や発砲など、非常に危険な犯罪が起きていると虚偽の通報をして、警察や特殊部隊を他人の家に急行させる犯罪「swatting」(スワッティング)。シアトル警察によると、誰でも被害者になる可能性がありますが、これまでの被害者の多くはテクノロジー、ビデオゲーム、オンラインブロードキャスティングの業界に関係している傾向があるとのことです。
そこで、シアトル警察は、2018年にシアトル市の住民で自分が被害者になる可能性があると思われる人が事前に登録できるシステムを導入。今回、改めてそのシステムについてツイートし、一般に向けて啓蒙活動を行なっています。
「Rave Facility」では、自宅の住所をスワッティングの対象となる可能性があるとして登録しておくと、通報を受けた警察は現場に警察官を急行させると同時にスワッティングの登録データを確認し、現場の警察官に速やかに共有して対応に反映するとされています。
シアトル警察の公式サイトには、8月に通報を受けて急行した警察官がつけていたボディカメラの映像が公開されています。