15日にワシントンDCのナショナルズ・パークで行われた MLB のナショナル・リーグ優勝決定シリーズで、ワシントン・ナショナルズが7-4でセントルイス・カージナルスを下し、シリーズ4連勝で球団初のワールドシリーズ進出を決めました。
これにより、創設以来一度もワールドシリーズに出場できていないチームはシアトル・マリナーズのみに。さらに、マリナーズは今シーズンもプレーオフに進出できなかったことから、北アメリカのプロスポーツチームでポストシーズンに進出できていないシーズン記録を更新しています。
シアトルがプレーオフに進出したのは、イチローが日本からマリナーズに入団した2001年。116勝という記録を打ちたてながら、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズでニューヨーク・ヤンキースに敗れ、ワールドシリーズ進出はなりませんでした。
1977年の創設以来、マリナーズがポストシーズンに進出したのは1995年、1997年、2000年、2001年の4回のみ。シアトル・タイムズ紙のライアン・ディヴィッシュ記者は「ジェリー・ディポート GM は、"ステップ・バック" と称するチームの再構築を行うことをジョン・スタントン率いるマリナーズのオーナーシップに納得させているが、ワールドシリーズだけでなく、プレーオフさえもない状況は、少なくともあと2、3シーズンは続く可能性が高い」と、15日に掲載した記事で書いています。
ワールドシリーズの開幕は22日(火)。ナショナルズは、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズで対戦中のヒューストン・アストロズとニューヨーク・ヤンキースの勝者と対戦します。15日夜の時点でアストロズが2勝1敗と、ヤンキースをリードしています。
ワールドシリーズは全試合が FOX で中継されます。試合開始時間は後日発表。