ファイナンス情報サイト WalletHub による「アメリカのスモール・シティ」ランキングで、カンザス州リーウッドが全米1位になりました。
ワシントン州からランク入りした都市で最高はシアトルの東にあるサマミッシュ市で、全米3位となりました。
このランキングは、アメリカの人口25,000人から100,000人の1,268都市を、1）値ごろ感 2）経済の健全度 3）教育・健康 4）生活の質 5）治安 の5つの面で比較。それぞれを不動産価格、住宅所有率、貧困層の割合、所得の増加、高校卒業以上の教育を受けた人の割合、保険に加入している人の割合、1週間の勤務時間数、住民一人あたりのコーヒーショップの数、犯罪率など、42の指標で評価しています。
この調査では多数の都市がランク付けされているため、都市は百分位数（percentile）でグループ化されました。つまり、99番目の百分位数（99th percentile）はアメリカの小都市の上位1%を表します。
上位10位は次のとおりです。
1位 カンザス州リーウッド
2位 テネシー州ブレントウッド
3位 ワシントン州サマミッシュ
4位 マサチューセッツ州メルローズ
5位 インディアナ州カーメル
6位 マサチューセッツ州レキシントン
7位 マサチューセッツ州ミルトン
8位 ウィスコンシン州ブルックフィールド
9位 ニュージャージー州フェアローン
10位 テキサス州シーダーパーク
上位1%に入ったワシントン州サマミッシュ市は、値ごろ感は125位、経済の健全度は5位、教育・健康は85位、生活の質は1227位、治安は26位という結果となりました。
シアトル・タイムズが先月掲載した記事によると、サマミッシュ市の年収中央値は183,000ドル（約1980万円）で、国勢調査の対象となった630都市ではベイエリアのサンラモンやパロアルトを上回り、全米1位となっています。住民の職業として一般的な8つの職業のうち技術系・管理職・営業・金融・エンジニアリング/建築は、年収中央値が100,000ドル（約1082万円）以上であることがわかっています。
また、ワシントン州からは、上位2%にボセル市（経済の健全度で1位）とカークランド市、上位4%にレドモンド市、上位8%にイサクア市、上位12%にエドモンズ市などがランク入りしています。
