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スノコルミー族、サリッシュ・ロッジと周辺の土地約45エーカーを買収

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ネイティブ・アメリカンのスノコルミー族が、先月31日にスノコルミー滝のそばにあるサリッシュ・ロッジ・アンド・スパと周辺の土地約45エーカーを買収しました。

スノコルミー滝

スノコルミー滝

サリッシュ・ロッジ・アンド・スパと周辺の土地約45エーカーは、ネイティブ・アメリカンのマックルシュート族が2007年に民間業者から買収し、大規模なホテルとコンベンション・センターの建設を計画していたところでした。

しかし、スノコルミー族はスノコルミー滝は神聖な場所であり、建設予定地がスノコルミー族の埋葬地でもありスノコルミー滝に近すぎると主張し、2015年からスノコルミー滝の保存を求める Save Snoqualmie Falls というキャンペーンを行っていました。

その後、2018年10月にスノコルミー市議会がマックルシュート族による住宅210戸、客室182のホテル、コンベンション・センターの建設を承認しましたが、今回、スノコルミー族とマックルシュート族が歴史的な合意に達し、買収が完了したことで、この建設計画は中止されました。

スノコルミー族が買収したのは、サリッシュ・ロッジ・アンド・スパ、スノコルミー・フォールズ・ギフトショップ、州道202号線の北側と州道沿いの土地約45エーカー。

サリッシュ・ロッジ・アンド・スパはコロンビア・ホスピタリティ社(本社:シアトル)が継続して運営するとのことです。

KUOW によると、ピュージェット湾地域のネイティブ・アメリカンの部族は所有地の大部分を手放すよう白人の入植者に圧力を受け、ワシントン準州成立直後の1855年にポイント・エリオット条約に参加調印しましたが、一部の部族はより小規模の居留地を与えられたものの、スノコルミー族は居留地も支払いも得られませんでした。そのため、1953年に部族と認識されなくなりましたが、1999年に部族として改めて認められ、2007年に小さな土地の購入を実現しました。



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