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車でサイクリストを追い越す時は、最低3フィート(91cm)離れて!

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車を運転する人口の方が、自転車人口より多いアメリカ。Bike League による「自転車にフレンドリーな州」ランキングでワシントン州は全米1位(2020年1月時点)、そしてシアトル市はゴールド認証を受けていますが、実際に自転車で道路を走ってみると、ヒヤッとさせるドライバーがいることがわかります。

シアトル

今年、ワシントン州で、車でサイクリストを追い越す時は最低3フィート(91cm)の間隔を空けることを義務付ける法律が施行しました。違反が認められた場合はドライバーに罰金が科されるので、サイクリストから離れてくれるドライバーが増える効果があるのではと期待しています!

実際に道路を自転車で走ってみると、わりと近いところをスピードを落とさないで(またはスピードを上げて)追い越すドライバーがいます。

さらに、「右側の白線の内側を走れ」とわざわざ怒鳴ったり、わざわざ接近して威嚇してくるドライバーもたまにいます。

自転車専用レーンがある道路でなければ、その白線は「自転車が走るべきスペース」を示したものではないのですが。

その白線の内側の幅が自転車のタイヤの幅ほどもないところもあれば、釘やガラスが落ちていたり、穴があいていたり溝があったりと、道路の状態が良くないために自転車で無理に走ればパンクしたりよろけたり倒れたりするリスクが高いところもあります。

道路の穴や溝にしても、車のタイヤの幅ではたいしたことははなくても、自転車の細いタイヤがとられてしまえば倒れてしまうぐらいだったりします。

シアトル

アスファルトの間の溝も自転車には危ないですね

車に乗ったままでは見えないことがたくさんあるので、一番いいと思うのは、自転車に乗れる車のドライバーが実際に道路を自転車で走ってみること。

そうすれば、自転車の状況が想像できず、いつも自転車にイラついてしまうなんてこともなくなるはずです。

サイクリストの中には、すごく危ない乗り方をするサイクリストや、信号を無視するサイクリストもたまにいますが、そういうサイクリストは安全な乗り方について教育を受けるほうが、イライラしたドライバーに「思い知らせてやる」と威嚇されたり衝突されたりしてもいい理由にはなりません。それに、すべてのサイクリストが、わざわざ車と衝突して大怪我を負ったり死んだりしたいわけではありません。

2018年の車の平均重量は4,000ポンド以上(1814kg)。2015年からほぼ変わっていません。

一方、ロードバイクの平均重量は17~17.5ポンド(7.7kg~7.9kg)。これに生身の人間が乗っているだけですから、ぶつかったら勝てるわけがありません。

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