世界保健機関（WHO）は26日、中国以外から報告される新型コロナウイルス（COVID-19）感染者数が、中国国内で報告される感染者数を初めて上回ったと発表しました。
今回、新たにアルジェリア、オーストリア、クロアチア、スイスでも感染者が確認されたことが報告されています。
Centers for Disease Control and Prevention (CDC) activated its Emergency Operations Center (EOC) to assist public health partners in responding to the coronavirus disease 2019 (COVID-19) outbreak first identified in Wuhan, China.
©CDC/James Gathany
新型コロナウイルス感染による症状は2019年12月8日に中国の湖北省武漢（Wuhan）で初めて確認されましたが、その後、世界各地に広がり、現時点での感染者は81,109万人（新たに確認された人数は871人）、死者数は2,700人を超えています。
中国：
感染者 78,191人（412人増）
死者 2,718人（52人増）
中国以外：
感染者 2,918人（459人増）
37カ国（4カ国増）
死者 43人（9人増）
CDC（疾病予防管理センター）は26日、中国に加え、韓国、ベネズエラへの渡航注意レベルを3段階で一番高い「Warning Level 3, Avoid Nonessential Travel」に引き上げ、不要不急の渡航を避けるよう勧告しています。
また、イランとイタリアでも市中感染が広がっていることから、渡航注意レベルを3段階で2番目の「Alert Level 2, Practice Enhanced Precautions」に引き上げ、高齢者と既往症のある人は不要不急の渡航を避けるよう勧告しています。
日本への渡航も今月22日に3段階で2番目に引き上げられました。香港への渡航は3段階で1番目の「Watch Level 1, Practice Usual Precautions」で、通常の注意を行うとなっています。
中東では感染者が最初に確認されたイランへの渡航を禁止する措置に出ている国があります。
