上院は25日、新型コロナウイルス対策で2兆ドル規模の景気刺激策を満場一致で可決しました。

ニューヨーク・タイムズは、この法案では、75,000ドル以下の所得を得ている人に1,200ドルの現金の直接給付があり、所得がこれを上回る人には段階的に金額が減り、99,000ドル以上の所得者には給付されず、子どもがいる世帯には子ども一人につき500ドルが給付されると報じています。また、フリーランサーやギグワーカーへの支援が初めて拡大され通常の給付に加えて週600ドルが追加されるほか、失業者への支援が大幅に拡大され、4か月分の失業保険などが提供されるとのことです。
ワシントン・ポストによると、この法案では、企業・都市・州に5000億ドルの融資プログラムを創設し、中小企業に3670億ドルの従業員維持基金を創設することになっています。さらに、1300億ドルが病院に提供されるとのことです。
法案は下院に送られ、下院多数党院内総務にステニー・ホイヤー議員が金曜日の午前中に採決を行うと発表。トランプ大統領は、すぐに署名するつもりだと述べています。