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シアトル・キング郡公衆衛生局「社会的距離を置く戦略を緩めるべきでない」

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シアトル・キング郡公衆衛生局は30日、新型コロナウイルス感染者は2,330人、死者は150人となったと発表しました。

今日午後2時45分に発表された最新情報:
検査数累計:17,465人(昨日比1,185人増)
陰性 15,135人(昨日比1,014人増)
陽性 2,330人(昨日比171人増)
死者 150人(昨日比9人増)

ベルビューに拠点を置くInstitute for Disease Modeling(IDM)が、シアトル・キング郡公衆衛生局と共同で発表した二つの新たな研究で、キング郡では自宅待機して人と人との接触を制限するという集団的な取り組みが新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせる効果をもたらしているようですが、対策を継続する必要があることがわかりました。接触者の制限を継続することは、アウトブレイクのピークを減少させ、遅らせるために不可欠とされます。

IDM の二つの研究は、一連の社会的距離対策が発表される前後のキング郡の人々の全体的な「移動性」を分析し、ウイルス拡散への影響を示すモデルを使用しています。これらの対策は郡レベルで始まり、州全体での対策となりました。匿名化された移動性データを使用した一つの研究の結果によると、3月初めから移動性が低下したことがわかりました。その後、IDM の研究者らはもう一つの研究で、このような移動性の低下が新型コロナウイルスの感染拡大の低下と関係があるかどうかを調べ、有効繁殖数と呼ばれる感染の尺度が、2月下旬から3月18日の間に約半分に減少したことがわかったとのことです。

シアトル・キング郡公衆衛生担当者のジェフ・デューシン博士は 「相当数の感染者と死者が発生し続けていますが、これまで実施してきた社会的距離を維持することやその他の対策がプラスの効果をもたらしています」と述べましたが、「誰もこれらの発見を、社会的距離を置く戦略を緩めるための指標と受け取るべきではありません。医療システムを圧迫する可能性のあるリバウンドの脅威は以前として変わらず、もしあまりにも早くやめてしまえば、予測可能な未来にもそれは変わらないままとなるでしょう」と、社会的距離を置く戦略の重要さを強調しました。



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