米国運輸省が米国と外国の航空会社の両方に対し、欠航や大幅なスケジュール変更をした乗客への迅速な払い戻しを要求する予定だと Forbes などが報じました。
米国運輸省は公式サイトで、新型コロナウイルスによる公衆衛生緊急事態に関連して、航空会社が、乗客が予約した便をキャンセルしたり、大幅なスケジュール変更を行い、乗客が航空会社の提供する代替プランを受け入れないことを選択した場合、米国発着・米国内発着のフライトについて、米国の航空会社および外国の航空会社は乗客に速やかに払い戻しを行う義務があることを明確にした「Enforcement Notice」を発表しました。
航空会社が払い戻しを行う義務は、航空券の価格および旅客が利用できないサービスに課される任意料金を含め、運航の中断が航空会社の管轄外にある場合(政府の規制の結果など)にも消滅しないとのことです。同省は、新型コロナウイルスによる公衆衛生緊急事態は飛行機旅行に前例のない影響を与えていることから、運輸省の航空法執行局は執行裁量権を行使し、更なる措置を取る前に航空会社に遵守する機会を与えますが、航空会社の払い戻し方針と慣行を監視し、必要に応じて強制措置を取ることを予定しています。