シアトル・タコマ国際空港は15日、渡航制限が緩和され、利用者が徐々に増加することが予想される経済活動再開の次のフェーズにどのように備えているかをまとめて毎週発表する『FlyHealthy@SEA』 を公開しました。
同空港では数ヶ月前から医療用消毒剤を継続して使用し消毒し、ターミナル全体に230カ所に手を除菌するハンドサニタイザーのステーションを追加してきました。
これに加えて、6月1日までに、列、座席エリア、およびターミナル内での移動中に物理的な距離を保つためレイアウトを変更し、6月9日までに、シアトル港湾委員会に対し、国内線および国際線到着旅客の健康診断や検温実施計画を提出する予定です。
さらに、従業員と利用者を保護するため、5月18日から、すべての乗客、ビジター、および公共エリアの従業員は、空港内で常に鼻と口をおおうフェイスカバーの着用が義務付けられます。また、物理的距離を維持することをリマインダするサインとステッカーなどの印、空港従業員と旅行者を守るプレキシガラスのバリアが設置されます。今後はタッチレスの技術の導入や紫外線を使用した消毒なども検討しているとのことです。
自分自身、他の旅行者、空港従業員を保護するための手順として奨励されている対策は、次の通りです。
- 周囲の人からとの社会的距離(6フィート、約2m)を維持すること
- エレベーターは4人まで、空港内の連絡線では1車両につき10人未満、エスカレーターでは前の利用者との間に4段空けること
- 布製のフェイスカバーをし、ウイルスの感染拡大を遅らせること
- 石鹸と水で最低20秒にわたりこまめに手を洗うこと
- 目・鼻・口をさわらないこと
- 病気の時は外出しないこと
シアトル・タコマ国際空港の乗客数は、例年この時期には5万人を超えますが、現在は1日平均6,300人で、1日の航空便は3分の2減少しています。航空会社は国際線の運航を停止して運航を減らし、4月には合計約700便の国際線が欠航しました。国内線を運航する航空会社は、ネットワーク間のフライトを大幅に削減しています。