シアトル市・ボセル市・タコマ市に3つのキャンパスを持つワシントン大学は、9月30日に新学年の授業を開始することを予定していますが、シアトル校ではオンラインで受講できるコースと対面授業を行うコースとのハイブリッドになると発表しました。
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スタジオ、臨床、研究室などの実習コースや、学部1年生や大学院生向けのコースなどを優先に、できるだけ多くの対面授業が用意されることが予定されています。対面授業は、学生とインストラクターが6フィートの身体的距離を維持できるよう、少人数のクラスは大きな教室で実施されます。一方、50人以上の学生の全コースを含む大規模なクラスは、オンラインで実施されるとのことです。
また、研究分野や学習の段階によって、対面授業が行われる回数が異なり、講義をオンラインで受講した後、ディスカッショングループのセクションは対面で参加するなども可能な場合があるそうです。
時間割にあるほとんどのコースに対面授業かリモート学習かが表示されていますが、秋学期の開始に向けて夏の間にさらに調整されるとのことです。
健康上の理由や移動が困難などの理由でキャンパスに戻らないことを選んだ場合、リモート学習を通じて学業を続けることができます。コンピュータなどのテクノロジー関係の貸し出しもあり、リモート学習のサポートの充実が図られています。
キャンパスでは学生・職員・来訪者に対し、屋内では人の近くにいる時や屋外で6フィート以上の距離を他人と保てない場合にマスクを着用することが義務付けられています。さらに、ワシントン大学のキャンパスにあるクリニックの Hall Health では、新型コロナウイルス検査を含む、生徒の医療面でのニーズ、接触追跡や自主的に拡大した検査を行う準備が整っているとのことです。
それぞれのキャンパスでの詳細は公式サイト参照。