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[番外編] iFly 夢にまで見たスカイダイビング体験

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川合由佳子さん

執筆者:川合由佳子さん

1年を通じてさまざまなアクティビティが楽しめるのはワシントン州ならでは。「何でもやってみよう!」という気持ちで、いろんなことにトライしています。

川合さんのプロフィールはこちら

私が高所恐怖症だということ、みなさん覚えていらっしゃるでしょうか?

自分の弱点を認めながらも、まだやったことのないスカイダイビングへの憧れを諦めきれずにいたある日、I-405沿いにそびえたつ赤い建物 『iFly』 が何なのかを知り、心を決めました。

屋内でスカイダイビング体験ができる 『iFly』

『iFly』

『iFly』 とは、その名のとおり、自分が飛ぶところ。でも、外ではなく、インドア・スカイダイビングなのです。大きな建物の真ん中にある縦トンネルの下からものすごい勢いの風が吹き上げられ、その中に飛び込んでいくと、体が空中に浮き上がって、実際のスカイダイビングのフリー・フォールと同じ体験ができるのですね。もちろんインストラクターつき。子供から大人、初心者から経験者までいろいろなレベルの人が利用できます。しかもインドアなので、天気に影響されることなく、一年中楽しめます。

プープー・ポイントからは飛び降りられないけれど、ビルの中でのスカイダイビングだったら私にもできるんじゃないか。

そこへ親友の一言、

「今年のあなたの誕生日はどこで過ごしたい?」

・・・やった!

そして、まずは予約。週末は混んでいるようですが、平日の夜も11時までやっているので、会社や学校が終わってからでも大丈夫。初めての場合は、予約時間の1時間前に到着するように言われます。

いよいよ、1回目の飛行

ダイビング・スーツ、ヘルメット、ゴーグルなどを借りたら、ロッカー室で着替えます。その後、インストラクターと一緒にビデオを見ながら飛行のことについて学びます。大切なのは、インストラクターがするハンド・ジェスチャーを覚えること。

トンネルの中は吹き上げる風の音で会話はできないので、ハンドジェスチャーで、「もっと腕をあげて」「もっと足を上げて」とか、インストラクターが体のバランスを見ながら指示してくれます。

私と一緒に参加したのは、私、私の友達、そしてお父さんに連れられてやってきたお姉ちゃんと弟の子供2人(お父さんはやらないそう)の4人組。生徒全員が初めてということでしたが、インドア・アクロバット・スカイダイビング業界でも珍しい女性インストラクターのキャット(Cat)先生がついてくれました。各自2 飛行づつ(1回のフライトの長さは2分)を飛びます。

縦トンネルはガラス張りで、外から中が見えます。

キャット先生が、
「誰が一番最初に行く?」

勇敢にも私の友達が手を挙げました。

トンネルに入る際、ドアを開けて中に体を倒れるようにしながら入っていくと、ふわっと宙に浮きます。
それだけではバランスが取れないので、先ほどビデオで教わったように足と腕を広げてバランスよく浮くようにします。

自分では一生懸命やってるつもりなのですが、上手に宙に浮くのは思ったよりも難しい。こっちにふらふら、あっちにふらふら・・・。

あんまり一生懸命になりすぎて、先生がハンドジェスチャーでサインを送ってくるのも見てない。

「私のサインを見て!」

と言われ、
「あっ、そうだった。先生のジェスチャーを見るんだった。」
と思い出しました。

すると、ハンドジェスチャーで、
「もっと足を上げて!」

なるほど、バランスが良くなったのか、やっと宙に飛んでる感じになりました。

飛行途中で写真を撮ってくれるので、後でそれを購入することもできます。
子供を連れてきていたお父さんは受付の際に 『iFly』 が撮ってくれる DVD を注文していましたが、ガラス越しの外から子供達の写真を自分でも撮りまくっていました。

楽しい!2分間はあっというまです。

2回目の飛行

一回目よりは上手にできるかしら?

先生が、
「2回目のフライトだから、私が一緒に飛んだらこのトンネルの一番上まで上がれるけど、それをやりたい人?」

もちろん全員が手を挙げました。

私が飛び始めると、先生が浮かび上がってる私の片足をつかみ、走りながらぐるぐる回りだしました。勢いが十分ついた段階で先生も飛び上がります。先生がつけた勢いと繋がっている2人分の体重がおもりになってか、自分と先生の体がトンネルの中をぐるぐる回りながらどんどん上に上がっていきます。

"SOOOO COOOOOOL!!!"

と思った瞬間に今度は下へ。時間にしたら5秒ぐらいだったと思いますが、あまりにもあっというまのことで飛んでいる間に興奮している暇はなし。トンネルの外に出てから、やっと、あまりの興奮でピョンピョン跳ねてしまいました!

2回目の飛行が終わった段階で先生が、この後もう一回飛行したい人は追加料金を後で払えばできますと絶妙のタイミングの良さで聞いてくれる。。

興奮冷めやらぬうちに聞かれちゃうと、「ついもう一回!」と言いたくなってしまいますが、やはりお値段の方はかなり高め。

なので、今回は追加飛行は泣く泣く諦めました。

最後にキャット先生が、
「みんなトンネルのガラスの壁の前に立って上を見ていてね」
と言い残し、自分一人でトンネルの中に入っていきます。

何が始まるのかと思ったら、アクロバット飛行のパフォーマンスを見せてくれました。多分、下から吹き上げる風力が私達が飛んでいた時とはかなり違うと思いますが、ものすごい勢いで上に下に自由自在にトンネルの中を飛び回る先生の飛行は素晴らしいものでした。ここに来る前はシルク・ドゥ・ソレイユでパフォーマンスをしていたインストラクターもいたそうですよ。

最後に、「『iFly』 でフライトを体験しました!」 証明書をキャット先生からいただいて、記念撮影をして解散です。

証明書と先生と記念撮影

実際のスカイ・ダイビングはインストラクターのお腹にくっついて飛ぶわけですが、この 『iFly』 は、自分だけで、どこにも繋がっていない状態で空中に浮かびます。自分の体が空中に浮かんでいるなんて、スーパーマンでもない限り、ここ以外ではできないんじゃないでしょうか?(笑)

多少の経験を積むと、自分の練習のためにトンネルを借りることもできるそう。また、上級者向けのクラスもあるそうです。

ワシントン州は記録的な暖冬でスキーになかなか行けませんが、こんな時こそ、普段はできないようなアクティビティに挑戦してみてはいかがでしょうか?

Happy Hoovering!

iFly Seattle Indoor Skydiving

所在地 349 Tukwila Pkwy, Tukwila, WA 98188 (地図
電話 (206) 244-iFLY または (206) 244-4359
公式サイト seattle.iflyworld.com

Saving Tips

  • 私達はクーポンブックの Entertainment Book に載っていた「2For1」のクーポンを使いました。(今年のには載ってたのか定かではありません)
  • Costco 会員はギフトカード(1人2分の飛行+DVD ビデオクリップ)を店舗で購入可。
  • 割引クーポンコードが載っているウェブサイトがネットにあるようです。
  • 回数券を買うと、一回分が安くなります。

掲載:2015年3月

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