MENU

北米大陸の広範囲でオーロラが見えた件。住宅地でもスマホで撮影!

  • URLをコピーしました!

これまでにもシアトルの市街地からオーロラが見えたことはありました。でも、地平線や水平線、山並みの低いところに沿って、緑や紫のオーロラがボワーっと見える感じで、いまいちインパクトに欠けるものでした。

なので、頭上に広がるオーロラを見たい場合は、近くならカナダ、遠くならアラスカやフィンランドなどの北極圏、またはオーストラリアのタスマニアなど南極圏に近い、オーロラ観測で有名な場所に行かないといけないと思っていたのです。

でも、今回のオーロラは違いました。

アメリカの NOAA は数日前から「太陽の活動が活発になって磁気嵐が強まり、北米の広範囲でオーロラが見える可能性大」と発表していましたが、5月10日の日中に「G5の磁気嵐が観測された」と発表。

これで一気に「オーロラが見えるはず!」と期待が高まっていたのですが、これほどとは…!

米国は国土が広く、国内でも時差があるので、メイン州など北東部のアカウントが緑や紫のオーロラの写真をシェアし始めた時はシアトルはまだ日も沈んでいなかった頃。

続いてテキサス州やアラバマ州など南部の人たちが「すげー!」とシェアし始めたのは、赤っぽいピンクのオーロラに包まれた夜空の写真。中には椰子の木とオーロラなんて写真もあり、すごく不思議な光景でした。

そしてシアトルも午後8時34分に、ついに日が沈み、その前後から「ぼんやりと見え始めたようだ」と、州北部の写真がシェアされ始めました。

右の写真には北斗七星も写っています。

そして、午後9時過ぎには住宅地にもわらわらと人が出てきて、夜空を見上げることに。明るい光に慣れた目が次第に夜空に慣れてくると、フワーッとした感じでオーロラが広がっているのが見え始め、”Is that it?” “Yeah, it is!” “Wow!” と、子どもも大人も大興奮!

スマホのレンズを通して見ると、驚くほど鮮やかに見えました。当然、プロの写真家がソーシャルメディアでシェアしているものとはレベルがまったく異なりますが、スマホのナイトモードで簡単に撮影できるなんて。そして、遠くに行かなくても、「自宅のパティオから、裏庭から、家の前の道路からでも、空を見上げたらオーロラ!」なんて。たくさんの人たちとこの貴重な体験を共有できたことが嬉しいです。本当に貴重な体験をさせてもらいました。

NOAAによると、5月11日と12日にも、オーロラが観測できる可能性が高まっています。10日に見逃した方はぜひ、今後の発表をフォローして、夜空を見上げてみてください。

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ