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#WearAMask 「マスクをしよう!」

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マスク

マスクが話題にならない日はないと言っても過言ではないアメリカ。

ワシントン州では、経済活動再開が進み始めた6月半ばから再び感染者が増え始めたので、6月26日には州知事がほとんどの公共の場でのマスク着用を義務付けましたが、その後も一向に1日当たりの新規感染者数が減少に転じないため、7月7日からはレストランやショップなどのビジネスはマスクを着けていない人の利用を断ることができるようになりました。

でも、かたくなにマスクを拒否する人がたびたびニュースになったりしますよね。

「アメリカの男性は、特にフェイスカバーを義務付けていない郡では、女性よりもフェイスカバーを着ける意思が低い」「女性よりも男性の方が、フェイスカバーをすることは恥ずかしいことであり、クールでないことであり、弱さの表れであり、不名誉であると考えている」という研究までなされているのは、その存在がそれほどに目立っているということ。

そういう人には、ワシントン州スポケーン市の臨床微生物研究所長がツイートした実験の画像なんかいいかもですね。

寒天培地に向かって、マスクをしないで「くしゃみ 1回」「歌 1分」「会話 1分」「咳 2回」をした場合と、マスクをして同じことをした場合の比較で、細菌コロニーができている場所は口から出た飛沫が落ちた場所を示しています。

マスクをしなかった方が圧倒的にたくさんの飛沫が落ちている・・・。

現時点で20万回以上リツイートされ、33万回以上いいねされているので、たくさんの人の目に留まったかも。

あと、いろいろなセレブリティやスポーツ選手などがマスクをしている写真や動画を出すのも良いですよね。

そして、目につくところに、「マスクをしよう」と呼びかけを出すのも効果があるかもしれません。

7月10日にはシアトルのスペースニードルのてっぺんにも「MASK UP」の旗が掲げられました。スペースニードルの上の旗はこれまでにもさまざまなメッセージがある旗が掲げられているので、自然ですよね。

でも、あれだけ「マスクは効果なし」と言ってしまっていたので、それを修正するのは簡単ではありません。

ジェローム・アダムス公衆衛生局長官も3月8日に『Face the Nation』に出演した時は「マスクは一般人に効果なし」と述べていたことを今日の番組で指摘されました。

これに対し、アダムス公衆衛生局長官は、その後の科学的データでマスクの効果が証明されたので政権としてマスクについてのメッセージを修正しようとしていると説明しています。「かつて喘息患者にはタバコを処方し、治療法としてヒルやコカインやヘロインを処方していた。しかし、学ぶことで、より良い対応ができる」。

NPR でさえも3月31日の時点で「Should We All Be Wearing Masks In Public? Health Experts Revisit The Question」というタイトルの記事を掲載していたぐらい、マスクの効果は疑問視されていたのです。

でも、4月3日、CDC はマスク推奨に舵を切りました。アダムス公衆衛生局長官が、「家にあるものでマスクを作れます」と実演した動画は、わりと衝撃でしたね。アメリカ大使館もその動画に日本語の字幕をつけて紹介していました。

「こんなことで一般市民がマスクを着けるようになるのかな?」と思いましたが、その翌日にはシアトル市内でマスクを着けた子どもや大人が増えたことに、その影響を感じました。真っ白い使い捨てのマスクでも、絵を描いたり、スマイリーフェイスを描いたりしている人もいて、フレキシブルに対応して楽しみを見つけようとするのもいいなと。

今ではCDC の公式サイトにマスクについてのページが設けられ更新されていますし、「マスクはファッションの一部」と言う人がいたり、いろいろなマスクが販売されるようになっています。

最後に、シアトルのあるキング郡の公衆衛生局が改めて出した「マスクの着け方指南」を。

マスクの着け方指南
もくじ

正しい着け方

  • 鼻梁のすぐ下から顎まですっぽり覆う
  • 隙間があいていない
  • 着ける前、外した後に手を洗う
  • 着ける時、外す時は耳にかける紐・ゴムの部分を持つ
  • マスクの正面をさわらない
  • 布製のフェイスカバーは使用後に洗濯して乾かす

今のペースで新規感染者が増え続けると、経済活動の再開を進めることが難しくなります。それは誰も望んでないはず。

みんなで #WearAMask !!

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