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新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための自宅待機命令が出された地域では、大人はもちろん、子どもたちも、これまで体験したことのない日々を送っています。
怖い病気の話がよく話題になってるし、オンライン学習はあっても学校には行けない、それどころか近所を散歩するぐらいしかできず、お店にも行けない、友達とも会えない、スポーツもできない、楽しみにしていた旅行も中止になって、夏休みだってどうなるのかわからない。いったいいつ終わるの?それとも、ずっとこうなの・・・?
そこで、子どもたちを笑顔にしてあげようと、イギリスの作家マイケル・ローゼンの有名な絵本 『We’re Going on a Bear Hunt(きょうはみんなでクマ狩りだ)』 にインスパイアされて始まったのが、「テディベア・ハント」。
もうニューヨーク・タイムズや BBC、TIME やシアトル・タイムズなど、いろいろなメディアで取り上げられているのでご存知の方も多いかと思いますが、この「テディベア・ハント」は、窓際にテディベアを置いて、散歩中の子どもたちにクマ探しを楽しんでもらうという、世界各地で展開されている遊びです。
英語記事ではどこで始まったかは定かではないとされていますが、遠くはニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相も参加しているそう。
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「最近、窓際にテディベアを置いてる家が多いなあ」と思った方!これですよ!
「何これ楽しそう、自分も参加したい!」と思ったら・・・
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・・・こうして窓際にテディベアを置けば、もう完成!
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参加してしまうと、なんだか見てほしくなってくるから不思議ですね。誰か来ないかな・・・(笑)。
ちなみに、アメリカのアイオワ州在住の12歳のタミーさんと8歳の妹と両親が始めた Facebook グループ『Going on a Bear Hunt a Teddy Bear Hunt that is!!!!』は約1万2000人ものメンバーが(驚)。
タミーさんはニューヨーク・タイムズの取材に対し、「今起きていることからちょっと気持ちをそらせるのに役立ってると思う」と答えています。
近所の散歩はもう飽きたという子どもにとっては、ちょっとした冒険になりそう。近所でいくつ見つけられるかな?大人でも、意外に楽しいですよ。