シアトルのダウンタウンにある在シアトル日本国総領事館で、日本の第49回衆議院議員選挙の在外投票をしてきました!
岸田総理が就任したのは今月4日。その10日後の14日には衆議院の解散が宣言されました。
その日のうちに在シアトル日本国総領事館が在外公館での投票実施予定を発表しましたが、その5日後の19日(火)に公示され、在外投票の投票期間は10月20日(水)から10月23日(土)までと正式に発表されました。
公 示 日:10月19日(火)
国内投票日:10月31日(日)
在外公館投票:当館の投票期間は10月20日(水)から10月23日(土)まで
在外公館投票時間:当館の投票時間は午前9時30分から午後5時まで
総理就任から衆議院解散まで10日間というのは戦後最短、さらに、衆議院解散から日本での投開票までの期間が17日間というのも戦後最短と、「異例の短期決戦」であることを日経 BP などで知りました。
外務省によると、日本国外には135万人以上の日本国籍保持者が住んでいるとのことですが、せっかく在外選挙人登録を済ませていても、在外投票用紙の発送が遅れたり、郵便事情の悪い地域などで在外公館投票に間に合わなかったりといった理由で、投票できなくなる問題が指摘されています。
在シアトル日本国総領事館に簡単に行ける地域に住んでいる身としては、投票しなくては何も始まりません。
なので、2日目の21日(木)に投票に行くことにしました。
総領事館のあるダウンタウンのコンベンションビルに到着したのは午前10時半頃。
ワシントン州は公共スペースでのマスク着用が義務付けられていますが、もう1年以上もやってることなので慣れっこですね。
ロビーには「投票所 10階にお越しください」という張り紙がありました。
エレベーターで10階に到着し、総領事館のドアを開けてくださった警備員の方に、投票に来たことを伝えました。
パスポートや届出などのための領事窓口の利用には予約が必要ですが、在外投票については予約は必要ありません。
金属探知機を通り、投票所になっている部屋に案内されます。
在外選挙人証とパスポートを見せて確認していただき、日本国内での郵送用の封筒への記入をし、再び確認を経て、投票用紙の説明を受けます。そして、投票用のテーブルに移動し、投票用紙に記入したら、封をし、再び担当者の方に確認していただきました。
すべての確認が終了し、「これで投票が完了しました」と聞いた時は、ホッとしました。
私の場合は、到着から終了まで10分未満でしたが、室内は人数制限があるので、もし投票する人が集中した場合は、その場で待つことになりますね。でも持参した在外選挙人証と身分証明書に問題がなければ、サクサク進むはずですよ。
ところで、このように在外投票で記入した票は、どのようにして日本に届くのか、ご存知ですか?
総領事館の方に伺ってみたところ、担当職員の方が票をまとめて日本まで飛行機で運搬するとのことでした。そして、そのような方法で世界各地から日本に集まった票は、いったん外務省に集められ、そこから日本各地の選挙委員会に郵送されるとのこと。大変なお仕事ですね。
みなさんも、投票はお早めに!日本在住の人は知らない場合が多いようですが、日本国籍保持者は国外にいても日本の選挙に投票できる在外投票というシステムがあります。今後の選挙で投票したい場合は、在外選挙人名簿への登録申請ができます。詳細は、在シアトル日本国総領事館の公式サイトで確認してみてください。