「コーヒー・キャピタル」と呼ばれるシアトルでは、カフェに行くのは日常のひとコマ。今ではアプリで注文できるところも増えましたが、お店に足を運んで注文する場合、どのように注文したらいいのか迷ったことはありませんか?ここでは、そんな時に最低限抑えておくべき3つのポイントをご紹介します。
最低限必要な3つのポイント
- ドリンクの種類
- エスプレッソのショットの数
- ドリンクのサイズ
この3つを伝えれば、たいていのドリンクを注文することができます。ショットの数は、サイズの大きいドリンクを注文する場合に必要です。
ドリンクの種類
店によってドリンクの名前やレシピに多少の違いがありますが、代表的なドリンクはこちら。
ドリンクのサイズ
カフェでは下記のような呼び方をします。スターバックスは、ショート、トール、グランデ、ヴェンティ、トレンタという呼び方をしています。
名称 | サイズ | CCでのサイズ |
8oz(8 オンス) | small(スモール)/ short(ショート) | 約240cc |
12oz(12 オンス) | medium(ミディアム)/ tall(トール) | 約360cc |
16oz(16 オンス) | large(ラージ)/ grande(グランデ) | 約480cc |
24oz(24オンス) | venti(ヴェンティ) | 約709cc |
31oz(31 オンス) | trenta(トレンタ) | 約917cc |
エスプレッソのショットの数
エスプレッソを何倍入れるか決めましょう。ドリンクのサイズがショートの場合、エスプレッソはたいてい1杯(シングル)ですが、指定しても良し(料金が追加されます)。ドリンクのサイズがトールの場合は2杯(ダブル)にする人もいるので、ショット数を指定する方が良いですよ。
単語 | 読み方 | エスプレッソのショット数 |
---|---|---|
single | シングル | 1杯 |
double | ダブル | 2杯 |
triple | トリプル | 3杯 |
quadruple | クアドラプル | 4杯 |
コーヒーの抽出方法
以上の基本的なオーダーに加えて、カフェによっては次のような指定もできます。
pour over
ハンドドリップで一杯ずついれるコーヒーのこと。挽いたコーヒー豆の上からお湯を少しずつ注ぐので、時間がかかります。
french press
金属とガラスでできた器具に挽いたコーヒー豆を入れてお湯を注ぎ、フィルターでコーヒーを抽出します。紙のフィルターは使いません。コーヒーの油分も入ったままなので、味わい深いですが、カロリー高めです。
aeropress
シリンダーのような形をした器具に挽いたコーヒー豆を入れてお湯を注ぎ、手で上から押して、少量ずつ抽出します。紙のフィルターは使いません。
chemex
フラスコのような形をしたガラスの器具。紙のフィルターをセットし、挽いたコーヒー豆を入れてお湯を注ぎ、ゆっくりとコーヒーを抽出します。
牛乳の種類
たいていの場合、下記のようなミルクから選ぶことができます。
英語の名称 | カタカナでの読み方 | 日本語での意味 |
whole milk | ホールミルク | 全脂肪 |
non-fat | ノンファット | 無脂肪 |
low-fat | ローファット | 低脂肪 |
2% | トゥーパーセント | 脂肪分2% |
soy milk | ソイミルク | 豆乳 |
oraganic | オーガニック | オーガニック |
skim milk | スキムミルク | 脱脂粉乳 |
almond milk | アーモンドミルク | アーモンドのミルク |
coconut milk | ココナッツミルク | ココナッツのミルク |
hemp milk | ヘンプミルク | 麻のミルク |
何も指定しなければ、whole milk(または regular とも言う)になります。
シロップの種類
代表的なシロップには、次のようなものがあります。シロップは追加料金となります。
vanilla (ヴァニラ)
Irish cream (アイリッシュ・クリーム)
almond (アーモンド)
hazelnuts (へーゼルナッツ)
caramel (キャラメル)
ホイップクリームの有無
日本語では「ホイップクリーム」と言いますが、英語では “whipped cream”(ウィップド・クリーム)と言います。
ホイップクリームが常識!と思われるモカでも、カフェによっては言わないとかけてくれないところ、「当店ではホイップクリームはいれません」と言うところ、また、ホイップ・クリームは別料金となっているところなど、さまざまです。
その他のオプション
decaf (ディカフ)
カフェインレスにしたい場合、 “Decaf, Please” と言いましょう。”Decaf”
とは “Decaffeinated”(カフェインを抜いた)の略です。
splitshot (スプリットショット)
レギュラー(カフェインあり)とディカフを半々にしてもらいたい場合に使います。”Can I have split Americano?”
“Can you make it split?” などの言い方があります。
extra hot (温度)
「アメリカのドリンクは熱くない!」とお思いの方もおられることでしょう。アツアツにしてほしい場合は、”Extra
Hot, please” と言えば、熱くしてもらえます。でも飲むときは気をつけて!
“For Here” または “To Go“
カフェによっては店内で座って飲む場合、”for here” と言います。すると、紙コップではなく、普通のコップにいれてくれるところもあります。”To go” と言うと、テイクアウトのカップに入れてくれます。”Take out” はあまり通じません。
“room for cream“
ドリップ・コーヒーや紅茶をオーダーすると、自分でクリームをいれることになります。そんな場合、クリームをいれるためにドリンクを少し少なめにいれるかどうか聞いてきます。
例:Do you need room for cream? / With room?
tray
何個かドリンクを買って運ぶ時にはこのトレイは必需品ですね。
例:Can I have a tray, please?
実際に注文するときの会話をご紹介します
(1)飲み物(2)ショット数(3)サイズ(4)オプション(5)店内か持ち帰りか という順番で注文するのが一般的です。 ネイティブでも店員から聞き返されることもあるので、「一回で通じなかった」とガッカリする必要はありません。
店員:Hi! How’s your morning going so far?
こんにちは!今朝はどうですか?
客 A:It’s going well. Thanks.
いい調子ですよ。ありがとう。
店員:What would you like?
何になさいますか?
客 A:Can I have a tall latte?
トール・ラテをください。
店員:Single or double?
シングルでしょうか、ダブルでしょうか?(ショットの数)
客 A:Single, please. Can you make it extra hot?
シングルでお願いします。エキストラホットにできますか?
店員:Of course. Any flavors?
もちろんです。フレーバーは入れますか?
客 A:No Thanks.
結構です。
店員:Whole milk is okay?
ホールミルクでよろしいですか?
客 A:Yes.
はい。
客 B:I’d like to have an Americano to go.
アメリカーノを持ち帰りでお願いします。
店員:Do you need room for cream?
クリームを入れますか?
※”Any room?””Room?””Room for cream?” と言うバリスタもいます。
客 B:No thanks.
結構です。
店員:Have a good rest of the day!
残りの一日を楽しくお過ごしください!
客 C:Hi! Can I get a mocha with half chocolate syrup?
こんにちは!チョコレートシロップは半分で、モカをください。
店員:Hi! Any whipped cream?
こんにちは!ホイップクリームもおつけしますか?
客 C:Yes and make it double, please.
はい、それからダブルショットでお願いします。
店員:Sure. You can pick up your drink over there.
もちろんです。ドリンクはあちらでお受け取りください。
客 C:Thanks.
どうも。
店員:Have a nice day!
良い一日を!
客 C:You, too!
あなたも良い一日を!