はじめまして!ご紹介にあずかりました、「コーヒーはいつでもどこでも TO GO」の美羽(みゅう)です。
スリーブ(コーヒーカップの外にはめる帯のようなもの)集めが最近のマイブームのため、「コーヒーはいつでもどこでもTO GO」というキャッチフレーズの通り、店内で過ごす際も TO GO(テイクアウト)で注文するようになりました。カップやスリーブはもちろん、店内のデザインや雰囲気づくりにこだわるカフェをご紹介していきたいと思います。
それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第4回のスタートです!
自分の時間をじっくり過ごしたい人にぴったりのカフェ
みなさんがカフェを訪れる目的は何でしょう?
美味しいコーヒーを飲む、友人との会話を楽しむ、そういった目的によってカフェを選んでみるのも楽しいですよね。
今回ご紹介するのは、自分の時間をじっくり過ごしたい人、集中して作業を進めたい人にぴったりのカフェです。
ダウンタウン・シアトルのショッピングモール、パシフィック・プレース横にあるカフェ 『Anchorhead Coffee』。2人のオーディオ・エンジニアがボトル入りのコールド・ブリュー・コーヒーの販売から始め、2016年にオープンした実店舗です。昨年にはイーストサイドのイサクア市に2店舗目をオープンしています。
スリーブはオリジナルではないものの、紙コップにはロゴ
店内には、パソコンを開いて黙々と作業をしている方が多数。私も窓際のテーブル席の一つに荷物を置いて、キャッシャーへ。
ディスプレイされている美味しそうなケーキ類を見ると、どうしても頼みたくなってしまいますよね!欲望のおもむくまま(笑)、バナナケーキとラテ(10oz)を注文しました。これらのケーキ類のレシピはすべて、オーナーの奥様が考案されているそうです。なんだか素敵!
ラテはいつものように TO GO で注文し、紙コップにしてもらいました。残念ながらスリーブはオリジナルではなかったのですが、紙コップは一つひとつ丁寧にお店のロゴの入ったスタンプが押してあり、とても可愛いです。
バナナケーキは甘さ控えめで、ラテとよく合いました。見た目が可愛いだけでなくとても美味しくて、笑顔になってしまいます(笑)。
丁寧な雰囲気づくりと、こだわりのロゴ
ラテを飲みながらパソコンで作業を始め、ふと時計を見ると、いつの間にか1時間も経っていました。店内の居心地が良かったため、思った以上に集中していたようです。結局、2時間ほどいついてしまいました(笑)。
店内は黒を基調にしていますが、大きな窓から差し込む光が温かさを演出しています。テーブル席には、カフェには珍しいヴィンテージ風のキャスター付き椅子が。座り心地が良く、自然と自分の部屋で作業をしている気分になりました。また、BGMが大きめに設定されているので、不思議と周りの声や音も気になりません。これらすべてがあわさって、ゆったりとした時間が流れていました。
このカフェのロゴがとても気に入りました。縦長のポップなフォントで書かれたカフェの名前と錨のイラストが、青色で夏っぽい爽やかさと懐かしさを感じさせます。店内の雰囲気ともマッチしていますよね。こうした丁寧な雰囲気づくりやこだわりにあふれたロゴのカフェに出会えるのは幸せ。
もちろん、店内で販売されているアパレルや、カップ、自家焙煎のコーヒ豆にも、ロゴがプリントされています。
こちらのコーヒー豆は、グアテマラやスワヒリなど世界各地からフェアトレードで仕入れたものを、ワシントン州デュバル市にある専用のロースタリーで焙煎しているそうです。
コーヒー豆やオフィシャルグッズはカフェのウェブサイトからでも購入できますよ。
店員さんたちはほとんどが女性の方で、みなさんカジュアルな装い。バリスタの方、かっこいいですよね。話しかけてみると気さくな方たちで、ラテを作る様子もすぐに撮影させてくださいました。
クロワッサン生地のワッフル「Quaffle」も
周りを見渡すと、ワッフルのようなものを美味しそうに頬張っている方が本当に美味しそうだったため、後ほど店員さんに聞いてみたところ、「Quaffle」というクロワッサン生地のワッフルで、店員さんの一押しデザートだとか。なんと、注文を受けてから焼くようです。どうしても「Quaffle」が食べてみたい!でももうおなか一杯・・・。
で、諦めきれず、先日、再び行ってきました(笑)。
今回は To Go ではなく、コーヒーカップのラテと共に注文したのですが、カップとお皿がブルーグレーで統一されていて、器にまでこだわりが。
「Quaffle」はと言いますと、シナモン風味のクロワッサン生地を使用しており、モチモチしていて本当に美味。「一人で一枚食べきれるかな」と心配になったのも一瞬で、結局ペロリと平らげました。
今回ご紹介したラテやデザート以外にも、季節限定ドリンクや産地別のコーヒーを提供しているようです。夏には涼しげなグラスに入ったアイスドリンクも飲んでみたいですね。
時を忘れて落ち着けるカフェ、「Ancourhead Coffee」へ、足を運んでみてはいかがでしょうか?
Thank you for a great time and coffee!
Anchorhead Coffee
1600 7th Avenue, Seattle(地図)
【席数】約30
【公式サイト】www.anchorheadcoffee.com
【Wi-Fi】 無料Wi-Fi
【電源】 なし
興梠 美羽(Myu Korogi)
1996年、宮崎県宮崎市生まれ。実家は創業105年になるうどん屋を経営。幼いころから食とビジネスに興味があり、高校卒業後は関西にある大学の農学部に進学。現在は休学してIBPプログラムでワシントン大学に留学中。コーヒーをテイクアウトするともらえるスリーブを集めるのがマイブームで、基本的に TO GO(テイクアウト)で注文する。留学4ヶ月でコレクションは既に60枚以上。
掲載:2018年2月