はじめまして!文さんからご紹介にあずかりました、伸介です。
夏休み期間中にシアトルに来てくれた家族をオリンピック国立公園に連れて行くために、アメリカ初運転にもかかわらず、1日7時間も運転する羽目に。かなり疲れました(笑)。
そしてぼくも文さんと同様に、ウインカー(signal)とワイパーを何度も出し間違えました。アメリカ運転初心者の日本人にとってはあるあるな間違いであるようです。
それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第32回のスタートです!
このブログでは、僕は基本的に、シアトルにある観光地周辺にあり、軽く一休みできるようなカフェをご紹介していきたいと思います。
そこで今回ご紹介するのは、シアトル美術館の近くにある、『Ancient Grounds』。
実はこのカフェ、他のカフェにはないような、とても特徴のあるものが店内にたくさんあるのです。
前述のとおり、同店はシアトル美術館のすぐ近くにあります。この日も 『ハマリング・マン(Hammering Man)』 が元気に動いていました。
こちらがカフェの入口です。果たして本当にカフェなのか?と思いますよね。
店内に入ってみると、さらに驚きました。さまざまな作品がいたるところに置かれており、ここは美術館なのではないかと錯覚してしまうほど。
オーナーのローランドさんは、これまで46年にわたり、太平洋北西部、アラスカやカナダ、アマゾンを中心に訪れては作品を集め、21年前からここで販売し続けているとのこと。
作品を売ることと、カフェの経営を同時にしている理由を聞いてみると、「二つのビジネスをすることで、安定するため」とのことでした。また、21年前にカフェをオープンする前は、作品を売りながら、ジュエリー作りをしていたそうです。
ローランドさんが日本に足を運んで集めた作品もありました。
メニューボードを見て、まず気がついたのは、コーヒーの安さです。ラテのトールが2.35ドルということで、スターバックスレベルの安さではないかと。
ローランドさんに伺うと、カフェを開いて以来メニューボードを替えていないというだけで、今は値上がりしているとのことでした(笑)。
それでもお手頃価格に変わりはありません。
今回はラテとクッキーを注文しました。甘すぎないラテと、クッキーの組み合わせは絶妙で、心が落ち着きました。豆は以前にこの 『シアトル留学生カフェ探訪』 で紹介があった 『Lighthouse Roasters』 のものです。
ペイストリーの種類も豊富で、何を頼もうかとても迷いました。
オーナーのローランドさんはとても気さくな方で、たくさんの質問に答えてくれました。ご本人の写真を撮影して良いかを伺ったところ、これが私の顔だと書いてくれたら良いよ、という条件付きで許可をいただきました。
実際のローランドさんはこちら。
ローランドさんがカフェで働く楽しみは、お客さんと本当の会話をすること。片方が一方的に話すのは本当の会話とは言えず、ローランドさんとお客さんが同じ立場で話すことが重要らしいです。なので、ローランドさんから会話を始めることはなく、お客さんが質問したり、話しかけてきて、初めて会話のキャッチボールをするようです。
現代社会では本当の会話をする機会が少なくなっていて、多くの人は会話をしたがらないと、少し寂しそうに話していました。
確かにぼくも上辺だけで話しているときがあり、そういうときは自分も相手もあまり楽しい時間を過ごしていないかもしれないと感じました。
気さくで優しいローランドさんがいて、とても気持ちが落ち着くカフェ 『Ancient Grounds』。シアトル美術館周辺に立ち寄った時には、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
Thank you for a good time and coffee!
次回は、10月上旬にベルビュー・カレッジ で開催される Japan Week の準備に奮闘している美紗さんです!
Ancient Grounds
1220 1st Avenue, Seattle(地図)
【席数】約20
【公式サイト】なし
【Wi-Fi】無料 Wi-Fi あり
【電源】なし
佐藤伸介(Shinsuke Sato)
1996年、千葉県四街道市生まれ。幼少期から高校3年までを宮城県で過ごし、青森県の大学に進学。現在は休学し、文部科学省が展開する留学支援制度である 『トビタテ!留学 JAPAN』 の第8期生として、シアトルで1年間の留学中。東北地方の観光に貢献したい。マイブームはスペイン語。
掲載:2018年9月