みなさん、こんにちは!匡洋です。
シアトルに雨の季節がやってきましたね。これからほとんど毎日雨が降ると考えるとテンションが下がります。
成さんからのご紹介にもありましたように、無事、第一志望の政府機関でのインターンシップが決定しました。有給ではありませんが、この貴重な機会を無駄にすることのないようにがんばりたいです。
インターンシップの面接でシアトルの気候について質問されたのですが、前述したように雨の季節は好きではないので返答に困りながらも、ネガティブな回答をすることは良くないと考えてしまい、「雨の季節も好きです」と答えてしまいました(笑)。英語での面接は初めてだったため少し緊張しましたが、日本人以外の方々と仕事をする機会が今後増えてくると思うので、とても良い機会だったなと感じています。
それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第40回のスタートです。
みなさんは普段、スターバックスに行きますか?シアトル発祥のスターバックスはもともとコーヒー豆のみを販売する会社で、その後、世界的に有名なコーヒーチェーン店になったわけですが、その原点を作ったと言われるカフェがユニバーシティ・ディストリクトにあるんです。

そのカフェとは、『Cafe Allegro』。 実は同店はスターバックスの創業よりも前にオープンした、シアトルで最も歴史の長いエスプレッソ・バーとして知られています。創業者であるデイブ・オルセンさんが考案したエスプレッソ・ローストがスターバックスで用いられたため、「スタバの原点となったカフェ」と言われているのです。
ワシントン大学から歩いて3分ぐらいの細い路地にあり、カフェの外からでも歴史がありそうだと感じることができます。それでは早速、店内をのぞいてみましょう。
雰囲気が良すぎると感じるのは私だけでしょうか。建物に相当年季が入っており、素敵な雰囲気を醸し出しているようです。使い込まれたカウンターなども年月を感じさせてくれるような気がします。
バリスタのケリーさん。このお店は1975年創業ですが、建物自体は1909年に建てられ、銀行や葬儀場として使用されていたそうです。カフェの内装からはまったく想像もつきません。
ケリーさんに、同店の好きなところは何かと聞いたところ、「シアトル最古のエスプレッソ・バーで歴史があり、建物の歴史も相まって雰囲気がとても良く、落ち着けるところ」と、スタッフならではの回答が返ってきました。僕もすっかりくつろいでしまいました。
今回注文したのは12オンスのラテとクロワッサンです。ケリーさんによると、同店のペイストリーはシアトルにある3つのベーカリーから仕入れているとのこと。どれを注文しても美味しいこと間違いなしです。また、世界各国から仕入れたコーヒー豆を自家焙煎していて、購入することもできます。
店内はコーヒーを片手にパソコンで作業をしたり課題をしたりしている学生の人たちが多く、長居しても文句を言われることはありません。日中は混んでいますが、朝方と夜の時間帯は比較的空いているようです。
授業が始まる前の朝7時頃に訪れた時の店内の様子。天井が高いため、窮屈に感じることなくリラックスできますし、会話を楽しむこともできます。
もっと静かな環境がいいという場合は、奥のスペースへ。先ほどの写真の雰囲気とは随分と変わりますよね。
また、2階にも静かなスペースがあるのでそちらもオススメです。こうした気配りや心遣いはさすがだなと感じます。
1975年の創業から今日に至るまでいろいろな言葉が書かれてきたトイレの壁。これを見ると、同店が世代を超えて多くの人々から愛されているのだなと感じます。なんだかシアトルの観光名所でもあるガムウォールと似ていますね。
同店がなければ、スターバックスというコーヒーチェーンは存在していなかったかもしれません。そう考えると、やはり同店はスターバックスの歴史を語る上で欠かせない存在であると思います。
シアトルを訪れた際には、スターバックス1号店だけではなく、ぜひ 『Cafe Allegro』 を訪れて、その歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
Thank you for a good time and coffee!
次は、留学半年の区切りとして受けたTOEICのスコアが200点近く上がっており、人間やればできると実感したという文さんです。
Cafe Allegro
4214 University Way NE, Seattle(地図)
【席数】 約100
【公式サイト】seattleallegro.com
【Wi-Fi】 あり
【電源】 席によってはあり
友永匡洋(Masahiro Tomonaga)
1997年、大阪府泉大津市生まれ。同志社大学3年次を休学し、現在IBPプログラムで1年間シアトルに留学中。シアトルにはスタバ以外にも美味しいコーヒーショップがたくさんあることに気づき、カフェ巡りにハマっている。留学中にできるだけたくさんのカフェに行くことが目標。
掲載:2018年11月