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シアトル留学生カフェ探訪 第58回 『Caffe Ladro』

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『シアトル留学生カフェ探訪』 をご覧のみなさま、はじめまして!

ご紹介に預かりました、小林香織です。

日本で社会人を経験したのち、昨年9月にシアトルに来て、学生生活は最後の学期を迎えています。おそらくこれで人生最後の学生生活、何か新しいことに挑戦したいと思い、彩乃さんからの紹介にもあった通り、スペイン語の勉強を始めました。アメリカ人学生と同じ土俵なので、これまでとは違った形のクラスにとてもワクワクしています。

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第58回のスタートです!

今回ご紹介するのは、本日4月24日(水)にオープン25周年を迎えたシアトルの老舗カフェの一つ、『Caffe Ladro』(カフェ・ラドロ)の1号店です。

Caffe Ladro

ロースタリーとベーカリーも兼ねており、クイーン・アンに工場を二つも抱えているカフェ・ラドロ。アッパー・クイーン・アンにある1号店の特徴は、なんと言ってもホーミー(homey)なところ! 昔からの常連さんが多く、バリスタのみなさんがとてもフレンドリーで、笑い声が絶えません。オープンした25年前からのお客様も多いそうで、友人のような関係だとか。週末はシアトルを一望できる有名なケリー・パークなどを訪れた後に立ち寄るお客様も多いそうです。

Caffe Ladro

今回いいただいたのは、バリスタのマリーナさんがオススメしてくれた『Oatly』という、オートミルクで作ったラテ。

メニューに迷った時は、バリスタに聞くと丁寧に詳しく教えてくれますよ。

Caffe Ladro

オートミルクはオート麦から作られた植物性ミルクで、栄養価が高く、とてもヘルシー。甘いものがそれほど得意ではなく、コーヒーもブラック派の私ですが、こちらのラテは甘さも程よく、オートミルクの味が際立っていました。

Caffe Ladro

自家製のペイストリー類は約25種類あるそうで、食事になりそうなキッシュやラップ、おやつにぴったりなパイやクッキーまで、バラエティが豊富です。他のカフェであまり見ないようなものをと思い、今回はアップルガレットを注文しました。

Caffe Ladro

こちら、写真ではお伝えするのが難しいのですが、かなりの大きさです。アップルがぎっしり詰まっていて、見た目はアップルパイのようですが、生地はサクサクで、程よい甘さ。午前のクラスが終わってから直行したのでランチを食べていなかったのですが、こちらだけで満腹になりました。

今回お話を伺ったのは、先ほどのドリンクを作ってくれた、バリスタのマリーナさん。最初にこちらのお店を訪れた際、マリーナさんの一人一人のお客様に対する明るくフレンドリーな接客に惹かれ、ぜひ取材したいとご本人にお願いしたところ、照れながら快諾してくださいました。

Caffe Ladro

笑顔がとても素敵なマリーナさん。以前は近所で別の仕事をしながら同店に2年間通い、バリスタに転職することを決めたそうです。バリスタの仕事はとても楽しく、"Perfect job!!" とのこと。仕事の様子からもその想いが伝わってきます。

ちなみに、マリーナさんのおすすめメニューは、ドリンクは4オンスのラテ『Gibraltar』、ペイストリーは最近レシピが改良されたアーモンドクロワッサンだそう。次回ぜひ注文してみたいと思います!

25年前の今日、創業者で現 CEO のジャックさんがオープンした同店。今日は全店舗のバリスタを招待して盛大なパーティーが行われるそうです。

店名『Ladro』はイタリア語で『泥棒』という意味。もともと友人と二人で別のカフェを経営していたジャックさんは、もっとクオリティの高いコーヒーを提供したくなり、独立して同店を開店したことに由来しているそう。ロゴは泥棒の男性を表しているとのことでした。

現在シアトル地域に15店舗を展開していますが、もうすぐシアトルのラベンナに16号店をオープンするそうです。

Caffe Ladro

私はまだシアトルに来て半年ですが、これまでさまざまなカフェに足を運び、競争の激しいシアトルで長くカフェを経営することは本当に大変なことだと感じています。

25年生き抜くうえで同店がどのような努力をしているのかマリーナさんに聞いてみると、「やはり一番はコーヒー豆の質」とのこと。自家焙煎のコーヒー豆は、伝統を大切にしつつも、最適な焙煎ができるよう、ジャックさんがコーヒー農園と改良し続け、完璧を追求する努力をしているそうです。

また、1号店は、良いコーヒーと良いサービスのどちらも提供することにこだわっているそう。常連さんが多いのも、それが伝わっているからですね。店内はコンパクトですが、とてものんびりできます。

企業としての目標は、"To be the best"。常にベストなコーヒーを提供するという熱い想いをスタッフが共有していることを、カフェでもひしひしと感じます。

Caffe Ladro

マリーナさんの将来の夢は、故郷のインディアナポリスで自分のカフェをオープンすること。インディアナポリスはカフェがとても少ないので、コーヒーとカフェの素晴らしさを伝え、広めたいとのことでした。

卒業後のインターンシップを探している私も、キラキラした笑顔で素敵な夢を語ってくれたマリーナさんにとても刺激を受けました。夢を叶えられるようにがんばりたいと思います!

みなさんもぜひお近くのカフェ・ラドロで、または1号店で、美味しいコーヒーと居心地の良い空間で憩いのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Thank you for a good time and coffee!

次回は、最近インターンシップの面接を初めて英語で受けた真美さんです!

Caffe Ladro
2205 Queen Anne Avenue North, Seattle(地図
【席数】約20席 / テラス 約10席
【公式サイト】caffeladro.com
【WI-FI】あり
【電源】席によってはあり

小林香織

小林 香織(Kaori Kobayashi)
東京都生まれ。日本で約10年の社会人生活を経て、2018年9月よりIBPプログラムにてシアトルへ留学。日本にいた頃は、ほぼ毎週末カフェで持ち帰り仕事をこなす。ブラックコーヒーしか飲まなかったが、シアトルに来てからラテやマキアート等の美味しさ、インディペンデントカフェの魅力に目覚める。趣味は、新しい場所へ行くこととバスケ観戦。これまでNBA、NCAA観戦に全米9ヶ所を訪れた。各地でカフェに行くことも楽しみのひとつ。

掲載:2019年4月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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