こんにちは、麻実です!先日、これでベルビュー・カレッジに来るのも最後・・・と、しんみりしながらキャンパス内のカフェに立ち寄ったところ、まさかの新メニューが登場していました!もちろん注文して、記念にベルビュー・カレッジらしい写真を撮りました(笑)。
これがその新メニューの Vietnamese Milk Coffee。通常のラテよりほろ苦く、大人な味わいでした。みなさんもぜひ試してみてください!
ベルビュー・カレッジのキャンパス内にはカフェスタンドが点在していて、授業のおともや勉強の眠気覚ましにと、ほぼ毎日お世話になっていました。思い起こせば、私の留学生活は、コーヒーとともに過ごした一年間といっても過言ではないかもしれません。
本当に早いもので、今回の記事が私にとって最後の更新となりました。
「カフェでひとときを過ごすことが好きだから」という理由でこの企画への参加を決めたのですが、シアトルに来る前は、カフェといえばどこかに出かけるついでに立ち寄ったり、友達とおしゃべりを楽しむための場所という感覚で、いつも同じお店に通うことがほとんどでした。
でも、シアトルには数えきれないほどの魅力的なカフェがあり、気が付けば「カフェに行くこと」を目的にさまざまな場所に出かけるようになっていました。どのカフェにもそれぞれ個性があって、取材と称しながらもさまざまなカフェをどんどん知っていくことに夢中になりました。
生まれて初めての留学生活で、自分の不甲斐なさに落ち込むこともありましたが、誰でもどんなときでも温かく迎え入れてくれるカフェは、気持ちが張りつめているときにもほっとさせてくれて、何度も素敵な時間を過ごさせてくれる場所でした。
一生のうちにそうそう経験することのない海外生活を、多くのカフェがひしめくシアトルという地で過ごせて本当に良かったです!また、ジャングルシティという場をお借りして、留学生活の一部を形に残せたこと、そしてこの企画を通じてカフェ愛を共有し、仲間たちとの素敵な思い出ができたことに心から感謝しています。
最近は、少しでも長くアメリカを楽しめないかといろいろと策を巡らせています。まだ行ったことのない州も多く、帰国の途中際にも敢えてどこかに立ち寄ってプチ観光できないかと、貪欲に考えすぎて航空券をなかなか買えない・・・。
さて、前置きがすっかり長くなってしまいましたが、私が最後に紹介するのは、帰国と旅のプランを考えるためにパソコンを持ち込み、飛行機の料金サイトと睨めっこしつつ長時間ゆったり過ごしたカフェです!(笑)
それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』第27回のスタートです!
今回は、シアトルのダウンタウンから東に2マイル(約3.2キロ)ほどのセントラル・ディストリクトにある 『Cortona Cafe』 に行ってきました。
この周辺、大小様々なカフェが数百メートル圏内で楽しめる穴場スポットなんです!都会の喧騒から離れ、ゆったりのんびりした気分でカフェ歩きを楽しむことができます。
その中なかでも特に紹介したいこのカフェは、ドアを開けた瞬間に目に飛び込んでくる内装がとってもかわいいのが特徴です!
一面の黄色い壁、そしてカラフルな絵画たち!優しく、かつとってもキュートな雰囲気で、一瞬で心をわしづかみにされてしまいました。思わず日本語で「かわいい!」と声が出てしまったほど(笑)。
座席のほとんどが2階にあるという造りで、そのこじんまりしたサイズ感からも、ますますかわいらしさを感じます。
今回オーダーしたのが、こちらのラテ。出来立ての写真を収めるべく、階段を上がる前に1階の座席で撮影しました。
ホットなのですが、ガラス製のマグカップで出してくれて、夏らしい爽やかさを感じます。とっても飲みやすくて柔らかく、いつまでも飲み続けられそうなくらい、シンプルながらも奥深い味わいでした。同店では、すべてのコーヒーにシアトルの Herkimer Coffee の豆を使用しています。
実は、今までのカフェ巡りを通していろいろなロースタリーのコーヒーを飲みましたが、Herkimer Coffee の味は、個人的にも特にお気に入り。
普段、ラテに必ずお砂糖を入れるという方にも、まずはそのまま一口飲んでみることを強くおすすめしたい味です!
かくいう私も、ラテには少量のお砂糖を入れることが多いのですが、Herkimer Coffee のラテは、いつも最後までそのまま飲み切ってしまいます。むしろ、次こそはちゃんとお砂糖を加えた味を確かめよう・・・と反省してしまうほど(笑)。
そして、今回もドリンクだけでは飽き足らず、美味しそうなフードメニューもオーダーしました。
こちらは、Empanada という主にスペインやメキシコなどで親しまれている料理。パンのような生地のなかに具材が詰まっていて、温めた状態でサーブしてくれます。今回は一番人気の Chicken Curry を選びました。初めて食べたのですが、塩気の効いたエスニックな味わいが美味しく、優しいラテと一緒に楽しめて、今までとはまた違ったカフェ体験ができました!ご近所の Rapa Nui Foods というところから仕入れているとのことです。
そして、欲張り(大食い?)な私はフードをひとつに絞りきれず、バリスタさんと相談のうえ、ワッフルのハーフサイズを注文しました!
こちらが、Waffle with Fruits です。ワッフルは、注文を受けてから手作りのものを提供してくれます。外はさくっとしていますが、内側のしっとりした食感が優しくて、ほっとする味。フルーツたっぷりで贅沢な気分になりました。
ハーフといえども食べ応えはしっかりめなので、Empanada といっしょに食べると、一度の食事にしてはかなり多めになってしまいました(笑)。でも、美味しかったので悔いなしです!
そしてすっかりはまってしまった私は、後日また訪れて、アイスのラテとマフィンも楽しみました。
アイスもホットと優劣つけられないくらいにとっても美味しい!マフィンも、同じくご近所さんの Golden Wheat Bakery から仕入れているとのこと。ポテトとハバネロという、一見すると不思議な取り合わせのものに挑戦してみましたが、優しくてやみつきになる味でした。
そして忘れてはいけないのが、先ほども触れましたが、とってもかわいい内観です!
2階に行くには、カウンターの横にある、たくさんの絵に彩られた階段を上っていきます。実は、こうして階段を上っていく瞬間は、なんだか無性にわくわくして、カフェで過ごすひとときのなかでも大好きな時間のひとつです(笑)。
そして2階の様子がこちら。窓から太陽の光が差し込んでくるのがとっても気持ちが良いのですが、きれいに撮るのが難しく、伝わりづらいのが心苦しいです・・・。
少しピンクがかった赤に統一された椅子が、壁の黄色に映えて、これまたとってもかわいい。
奥には本棚があって、子ども部屋のような雰囲気。
ご覧のとおり、面積はそんなに広くありませんが、窮屈さはありません。私が1時間半ほどいて、誰も私より先に帰らなかったので、他のお客さんは2時間以上いたのではないかと思います。ラップトップで作業する人、読書する人、仕事の話をしているグループ・・・と、それぞれ思い思いに過ごしていましたが、そこにはリラックスした空気が漂っていました。
カウンターのある1階からは、バリスタさんと、To Go で訪れたお客さんたちとのフレンドリーな会話が聞こえてきます。
1階にも相席が楽しむことができそうな空間があり、さらに外にはテラス席が!暑すぎないシアトルのこの季節にぴったりですね。
平日のお昼過ぎにもお客さんが絶えず、そして常にリラックスしたムードが漂っているのは、ペイストリーの仕入先からもわか解るとおり、ご近所さんとの関係を大切にし、強い相思相愛の関係を築いてきたからではないでしょうか。
黄色い壁と相性抜群な数々のかわいい絵も、地元のアーティストによるもの。Cortona Cafe で過ごしたひとときから、そこに住む人々の日常を感じることができた気がします。
記念にお渡ししたジャングルシティのポストカードも、このように貼ってくれました!かわいい内装の一部を彩ることができ、大満足です!
さて、冒頭にも申し上げましたが、今回が私の最後の更新となります。
細かい時間を見つけては、素敵なカフェを求めてバスを乗り継いだ約半年間、本当にわくわくすることの連続でした!今回もこうしてお気に入りのかわいいカフェを見つけて紹介することができ、とても楽しかったです。
ブログ初心者にも関わらず、ありがたいことに大好きなことをテーマに連載をさせていただけて、本当に素敵な経験ができました。文章や写真など至らない点が多々あったかと思います。それでも読んでくださった皆様に、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!
Thank you for a good time and coffee!!
次は、最後に思い出を残そうと、ある場所までデイトリップに行ってきた美羽さんです!
Cortona Cafe
2425 East Union Street, Seattle(地図)
【席数】約30
【公式サイト】cortonacafe.com
【Wi-Fi】 あり
【電源】 席によってはあり
石田麻実(Asami Ishida)
1990年、富山県富山市生まれ。東京の大学を卒業後、地元での就職を経て、以前からの夢だった留学を決意し、2017年9月からベルビュー・カレッジで IBP プログラムに参加中。子供の頃から音楽を聴くことも演奏することも大好きで、数年ぶりにピアノとフルートを再開。映画やドラマの鑑賞、旅行も好き。最近は日本でも放送されていたアメリカのシットコム 『フルハウス』とその続編にはまり、寝不足の日々が続いている。
掲載:2018年8月