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シアトル留学生カフェ探訪 第57回 『Dote Coffee Bar』

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みなさま、はじめまして!ご紹介に預かりました、彩乃(あやの)です。

私は春休み中に、かねてより訪れてみたかったニューヨークへ旅行に行ってきました。洋画や海外ドラマでよく見るニューヨークの風景がそのまま広がっていて、アクションもので繰り広げられる外付けの非常階段を使った逃走シーンを思い出させるビル群や、マンホールから立ち上る煙など、まさにイメージ通りの街並みでした。

特に気に入った場所は、Vessel(ベッセル)という建造物と、ルーズベルト・アイランドです。ベッセルは、マンハッタンのミッドタウンウェストに先月オープンしたばかりの商業施設ハドソンヤードにある近代的なデザインの建造物。階段と踊り場のみで構成された不思議な形状をしたベッセルの最上階から見た景色は新感覚で見応えがありました。また、ルーズベルト・アイランドは、映画『スパイダーマン』やその他の映画のロケ地にもなったところ。ルーズベルト・アイランド・トラムウェイとよばれるゴンドラに乗って行くことができます。ニューヨークに行かれる際にはぜひこの二つのスポットをチェックしてみてください。

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第57回のスタートです。

今回ご紹介するのは、チョコレートとコーヒーのコラボレーションがウリの 『Dote Coffee Bar』 です。

Dote Coffee Bar

シアトルの東にあるベルビュー市のダウンタウン。その中心にあるリンカーン・スクエア2階へエスカレーターで上っていくと、すぐにコーヒーの香りが漂い、大きく『DOTE』と書かれた看板が目に飛び込んで来ます。この名前は、「溺愛する」「究極的に愛する」という動詞だそうです。

Dote Coffee Bar

お店はシックな雰囲気で、居心地のよさも抜群。私は個人的に大理石が内装に使われているカフェが好きなので、同店のようにカウンターだけでも大理石のカフェを見つけると惹きつけられてしまいます(笑)。コーヒーだけでなく内装の素敵なカフェをこれからも紹介していけるようにしたいと思います。

Dote Coffee Bar

さて、私が今回オーダーしたのは、お店の一番人気とおすすめされたモカと、ブラウニー・アフォガート。

モカとアフォガートは甘すぎる組み合わせではと思ったのですが、アフォガートは苦さが程よく、冷たくて後味もさっぱり。モカのふんわりした甘さと温かさを引き立ててくれました。

同店の入居しているリンカーン・スクエアはオフィスビルで、近くにマイクロソフトなどのオフィスがある立地ということもあって、平日朝6時という早朝から営業しています。仕事前に気分をリフレッシュするために来店するお客さんも多いそうですが、そういったお客さんにもアフォガートをおすすめできる理由がわかった気がします。

Dote Coffee Bar

バリスタのリックさんによると、同店のホットチョコレートやモカには、普通のカフェでよく使われるようなシロップやパウダーのチョコレートではなく、自家製のチョコレートガナッシュが使われています。それを聞いて、モカの香りが「いかにもココアが入っています」という感じではない、自然な甘さとふんわりとした香りがひろがる感じだったことに納得しました。

創業メンバーの1人で、これまでさまざまな賞を勝ち取った実績のある有名なショコラティエのイウォルド(Ewald Notter)さんが手がけるチョコレートガナッシュはこのお店の看板商品の一つ。

その特別な隠しアイテムのガナッシュがこちら。

Dote Coffee Bar

お店の名前が入ったパッケージもおしゃれですよね。全部で4種類のガナッシュを店頭で販売しているのは、チョコレートとコーヒーの相乗効果がポイントの同店ならでは。私はブラックコーヒーが苦手なので、Coffee Mateやメープルシロップなどをミルクと一緒に入れて飲むことが多いのですが、このチョコレートガナッシュがあれば自宅でも簡単にモカを味わえるんですね。

カウンターにもパンやペイストリーだけでなくチョコレートやブラウニー、マカロンがずらり。

Dote Coffee Bar

同店ですべて作っているわけではないそうですが、マカロンやショートブレッド、チョコレート類はショコラティエのイウォルドさんがカフェにつながったお店の奥の工房で作っています。ちなみに私が今回いただいたアフォガートのブラウニーも、注文してから盛り付けてくれました。

さらに、お店で扱っているコーヒーについていろいろと教えてくださった、バリスタのリックさん。

Dote Coffee Bar

コーヒー豆はレドモンドにある『Caffe Lusso Coffee Roasters』のものを使っており、新鮮さとコーヒー豆の種類の豊富さを重要視しているそうです。17年もコーヒー豆を焙煎してきた経験豊富なフィリップ(Philip Meech)さんが同店のコーヒー豆の焙煎を担当しているのだとか。そういってリックさんが、店頭に置いてあるコーヒー豆のパッケージを持ってきてフィリップさんの名前が入っているところを実際に見せてくれました。

Dote Coffee Bar

もちろんコーヒー豆も購入できます。コーヒー豆の種類が豊富なことが強みだとリックさんもおっしゃっていましたが、7種類ものチョイスが並んでいました。ちなみにリックさんのお気に入りのフレーバーは、Hayden Espresso Blendだそうなので、どれを買おうかと迷った時の参考にしてみてください。

Dote Coffee Bar

チョコレートガナッシュやコーヒー豆の他にも綺麗でかわいいパッケージのチョコレートが豊富に揃っているコーナーもありました。コーヒーとガナッシュやチョコレートなどを組み合わせれば、プレゼントとしても喜ばれそうですね。

ベルビューのダウンタウンでの仕事や買い物にちょっとリフレッシュしたい時の休憩はもちろん、普段と気分を変えて1日を始めたい日やがんばりたい日の朝などにも、ぜひ立ち寄ってみてください。

Thank you for a great time and coffee!

次は、学部授業を受講するのが留学生活最後となる春学期でスペイン語のクラスに挑戦している香織さんです!

Dote Coffee Bar
500 Bellevue Way NE, Bellevue(地図
【席数】約30(店内)
【公式サイト】www.dailydote.com
【WI-FI】あり ※カフェ専用ではなく、店舗の入っている建物の無料WI-FI
【電源】なし

関根彩乃

関根彩乃(Ayano Sekine)
埼玉県出身。上智大学文学部新聞学科を1年間休学し、シアトルに留学中。韓国でおしゃれなカフェ探しに夢中になってから、カフェとおいしい食べ物屋さん巡りをすることが旅行の醍醐味に。これまで韓国や上海、台湾、ベトナムのダナンなどアジア圏のカフェを訪れたことがある。

掲載:2019年4月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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